数時間前にしっかりご飯食べたはずなのに、またお腹がすいたみたいで、
機嫌が悪い…
そんな時、おやつをあげるべき?
どんなものをあげたらいいんだろう?
って悩みませんか?
あまり早い時期から、甘いものに慣れさせたくないけど、
周りの子供たちがお菓子を食べているのを見ると、
うちの子だけあげないのは、かわいそうなのかな。。。なんて思いますよね。
そこで今回は、
- 幼児期のおやつの目的
- 理想的なおやつ
- おやつの与え方
について、まとめました。
子供の健康な心と体づくりは、
おやつを含めた幼児期の食生活にかかっています!
幼児期の食生活は、親がコントロールできます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
幼児期のおやつの与え方!その目的や理想的なおやつとは?
幼児期のおやつの目的
時刻はもうすぐ午後3時。どうやらお腹が空いてきたようで、子供がグズリだした!
「そういえば、あのお菓子まだあったっけ!?(゚□゚;)」
なんて焦りながら、戸棚をゴソゴソ。
そんな経験、一度ならずありますよね(^^;
でも、おやつの時間にお菓子をあげないといけない!と思うのは、
実は、大人の勝手なイメージ。
本当に子供に必要なのは、
おやつ=軽い食事です!
おやつ=軽い食事です!
幼児期の子供は、体の成長や運動量がすさまじいので、
それに見合った食事の量や栄養が、必要になってきます。
でも、子供の胃袋は小さいので、
一度にたくさんの量を食べることができません。
そこで、3食以外にもう1回食事が必要になってきます。
それが、「おやつ」というわけ。
※おやつの本当の意味が知りたい!というあなたは、
前記事▶おやつの本当の意味は?その語源はお菓子じゃなかった!
も、読んでみてくださいね(^^)
でも、おやつが食事なら、ご飯を用意して、おかずを用意して・・・と
3度の食事以外に、またキッチンに立つなんて大変だと思いますよね。
安心してください(^^)!
この「おやつ」というのは、夕食までエネルギーをもたせるためのものなので、
手を抜いたもので充分なんです。
では、どんなものをあげればいいの?ということで、
次に理想的なおやつを、紹介したいと思います。
幼児期の理想的なおやつとは?
では、どんな「おやつ」をあげればいいのか、理想的なおやつのラインナップをみてみましょう!
- おにぎり
- 餅
- おやき
- とうもろこし
- 焼きいも(さつまいも)
- 干しイモ
- 甘栗
- 野菜スティック
- 煮豆
- 季節の果物
など。
砂糖が入ったお菓子ではなく、
噛めば噛むほど素材の甘みが、十分に味わえるものばかりですね(^^)
実は、白砂糖は常習性があるので、
とり続けると、砂糖依存の体質になってしまいます!
燃料切れになった子供のお腹を満たすには、
甘いお菓子である必要は、ないんです。
上の理想的なおやつの中でも、とくにおにぎりは、
朝にご飯を大目に炊いておけば、子供が小腹をすかせた時にサッと握ってあげられるし、
手間もかからないうえに、添加物の心配もない。
おまけにお腹もいっぱいになるしで、言うことありませんよ(^^)!
素材本来に含まれる「糖質」は、体を動かすエネルギー源となって元気が出ますし、
脳にも伝わって、精神的にも安定します。
そして、よく噛むことで満腹度も増すので、子供も満足♪
ちなみに、2歳になる我が子は、
1歳の頃から、外出するときのおやつは、必ずおにぎり。
家にいるときは、ご飯にふりかけや、シャケそぼろ、煮豆、小魚など、
その時家にあるものを混ぜて、そのまま食べています(*^_^*)
では最後に、
幼児期のおやつの与え方のポイントについて、見て行きましょう!
幼児期のおやつの与え方!5つのポイント
子供が相手なので、その時の状況で上手くいかないこともありますが、幼児期はまさに、食生活の基盤を作る大切な時期。
全部は難しくても、まずは1つから、始めていきませんか。
私も、時に子供の「イヤイヤ!」に負けて、折れそうになるときがありますが、
踏ん張ってます(苦笑)
1.おやつの時間を決める
欲しがるときにいつでもあげていると、だらだら食べになり、
いつも口や胃に何か入っていないと、落ち着かない状態になります。
虫歯の原因にもなりますよ。
また、お腹が空かないので、その後の食事が入らなくなってしまいます。
おやつの時間を決めて、
それ以外は、我慢することを教えてあげることが大切です。
2.親子できちんと向かい合って食べる
大人でも、一人で食べるのは寂しいもの。
親子で一緒にテーブルに向かうことで、楽しいだけではなく、
消化も良くなりますよ。
また幼児期は、
よく噛まずに丸飲みしたり、喉に詰まらせたりすることもあります。
事故がおこらないように、見守ってあげてくださいね。
3.「ながら食べ」をさせない
テレビを見せながら、遊びながら、歩きながらなどの「ながら食べ」は、
食べた気がしないので、食べ過ぎの原因になります。
きちんとテーブルについて、
1回分の食べる量だけをお皿に分けて、あげるようにしましょう。
4.食事で摂りきれなかった栄養を補えるものを選ぶ
幼児期のおやつは食事のうち。
とはいえ、3食以外の食事を作るのは大変ですよね。
なので、おやつの時間は手を抜いて、
他の食事で摂れなかった栄養素の何か一つでも取り入れられたら、いいのです。
5.なるべく市販のお菓子に頼らない
市販のお菓子は、白砂糖や塩分、油などが多く含まれて、
高カロリーになりやすいのに加えて、
着色料や保存料などの添加物も、たくさん入っています。
また、うまみ調味料を入れて、子供に美味しいと思わせるような味付けをしている
メーカーも・・・。
そう考えると、できるだけおやつは自宅で用意したいもの。
ただ、毎日のことなので、大変なこともありますよね。
どうしてもという場合は、
着色料や保存料などの添加物がなるべく少ないものを選びましょう!
(原材料表示の数が少ないもの)
そして、袋ごと渡すのではなく、1回に食べる分をお皿に出してあげます。
さいごに
いかがでしたか?子供は10歳頃までが、心と体を作るとても大切な時期。
1歳~4歳頃の幼児期は、一人で買い物にいくわけでもないし、
友達の家に遊びに行くことがあっても、
基本的に、子供が食べるものは親がコントロールできますよね。
なので、この時期こそ、
私たち親が子供の食事の基盤を作ってあげることが大切だと思います。
小学生くらいになれば、
友達の家でお菓子をもらったり、自分で買いに行ったりして、
いずれはお菓子を食べるようになるんですから・・・(^^)
親がコントロールできる時期に、無理やりあげる必要はないと思います。
幼児期に食事の基盤ができれば、
その後の食育は、ずいぶん楽になると言われています。
子供の体を作るのは、親の役目!
せっかく日本には、「ご飯」という素晴らしい食材があるのですから、
どんどん、おやつに取り入れていきましょう♪