離乳食が始まって1ヵ月。
1回食も軌道に乗ってきたし、そろそろ2回食へ進めようかな!

今回は、離乳食中期(生後7~8ヶ月)の進め方についてです。


どんなものが食べられるようになる?
手づかみはいつから始めるの?
離乳食を作るときのコツってあるかな?
この時期に気を付けることは・・?


なんて疑問をもっている、あなたのお役にたてるはずです♪





離乳食中期の進め方一覧表

離乳食/中期(生後7~8ヶ月)
回数
1日2回
その後母乳、もしくはミルク

2回目の時間は、夕方の授乳に合わせるのがオススメ。
大人の食事の準備と一緒にできるので、献立に変化がついて色んな食材を食べる工夫が出来ますよ。
量の目安(1回量)
食べる量は少なくても、
1回の食事に、なるべく穀物、たんぱく質、野菜をそれぞれ1~2種類
取り入れていくようにします。

  • 穀 物・・・全粥50~80グラム
  • タンパク質・・・
    〈卵〉卵黄1個、全卵1/3個
    〈肉・魚〉10~15グラム
    〈豆腐〉30~40グラム
    〈乳製品〉50~70グラム
  • 野菜・果物・・・20~30グラム

※参考資料・・・厚生省「離乳食の進め方の目安」
固さの目安
  • ドロドロ~ベタベタ状
  • 舌でつぶせるかたさ(豆腐くらい)
  • 指ではさんで、あまり力を入れなくてもつぶせる
味付け
料理によって、塩、砂糖、醤油、バター、チーズなどで味付け。

ただし、風味をつける程度で、薄味を心がける。
中華スープやブイヨンを少量使って、味に変化をつけてみても。
メニュー例
  • 5倍粥
  • パン粥
  • 鮭のそぼろ丼
  • あんかけ豆腐
  • ほうれん草となすのミートソース
  • マッシュポテト
  • ワンタンスープ
  • 茶碗蒸し(にんじん、ささみ)
  • マカロニグラタン
  • かぼちゃのクリーム煮
  • 季節の果物(りんご、いちご、ぶどう、みかん、バナナなど)の、
    すりおろし/すりつぶし




離乳食中期~手づかみ食べはいつからさせる?

小さい手で、パンやビスケットをつかんで必死でかぶりついている姿、
かわいいですよね(*^_^*)

手づかみは、手で食べることと、噛むことの練習になるので、
積極的にさせたいところ。


赤ちゃんが自分から自然にはじめることが多いですが、
その兆候がない時は、歯が生えてくる頃が、ひとつのタイミング。


生後7ヶ月頃から、歯が生えはじめる赤ちゃんもいます。
よだれがいっぱい出て、口の中をむずがるようなしぐさをしたら、
歯固め用にパンのみみや、固めのビスケットを渡してみましょう(^^)

食べている間は、喉の詰まらせないように、必ず傍でみていてくださいね。


ただし!嫌がる時は無理じいする必要はありません。
赤ちゃんの意思を、尊重してあげてくださいね(^^)


118827


離乳食中期の料理のコツ

中期からは、食べられる食材が少しづつ増えていき、
離乳食からも栄養をとるようになります。

ただ、食材をやわらかく調理して、
すりつぶしたり、みじん切り、ほぐしたりするにしても、
茹でたり蒸しただけの食材は、パサついて食べにくいですよね。



そこで・・・

085145
片栗粉を使いこなす!


だし汁で作って、片栗粉でとじる調理法がおすすめ。


片栗粉は、トロミがつくことで、口当たりが滑らかになり食べやすくなります。
食材から出た栄養分も取り入れることもできるので、うってつけです!


ぜひ、上手に利用してくださいね♪





離乳食中期から始める食育~この時期に気を付けたい4つのこと

最後に、離乳食を赤ちゃんにあげるときに、気を付けておきたいことを紹介します。


1.赤ちゃんに合った食事いすを用意する


おすわりができるようになったら、上体を起こして、
足がぶらつかないように、足場をつくってあげると、安定しますよ。

ハイチェアなら、成長段階によって足場が変えられるタイプがおすすめ!




2.赤ちゃんへの声掛けを忘れない


「はい、あ~ん!」「パクッ」「モグモグ」などの声掛けをしながら、
スプーンを赤ちゃんの口元へ運びます。

この頃からしっかり噛む癖をつけておくと、後が楽ですよ。
大人が一緒にモグモグして、噛む見本を見せてあげましょう♪

赤ちゃんの唇の端が左右に伸び縮みしていれば、モグモグできている証拠です(^^)




3.スプーンは舌の奥まで入れない


赤ちゃんは、スプーンから取り込んだ食べ物を、
舌で上顎(あご)に押しつぶして、唾液と混ぜて味わってから飲み込みます。

このとき、舌の中央や奥までスプーンで食べ物を入れてしまうと、
押しつぶさず、反射的に飲み込んでしまいます

そこで、
スプーンの先に食べ物をのせ、赤ちゃんが口をあけたら、少しだけスプーンを入れて、
赤ちゃんが自分で、上唇を使ってこすり取るのを待つようにします。




4.コップで飲む練習を始める


この時期から、だんだんと上手に飲み込めるようになってきます。
赤ちゃんの機嫌がいいときに、コップで水を飲む練習をはじめましょう。

コップで水を飲むことは、口の中に残った食べかすなどを、
きれいにする効果もあるんですよ。
(哺乳瓶やストローからだと、直接喉に飲み物が入ります)




さいごに

いかがでしたか?

調理に手間のかかる離乳食作りは、なかなか大変ですが、
食べてくれると喜びもひとしお!(○^^○)

ただ、大人と同じように、赤ちゃんの食欲も日によってばらつきがあります。
良く食べる日もあれば、そうでない日も・・。


紹介した量などはあくまで目安ですので、
こだわりすぎないで、赤ちゃんの様子を優先しながら、一歩一歩進めていきましょう(^^)




おすすめの記事