おすわりやハイハイが上手にできるようになったり、つかまり立ちができたり。
生後9~11ヶ月頃になると、運動能力も発達してきて、
目に見える成長を感じられるので、嬉しい時期ですよね。

・・一方、良いことばかりではなく、離乳食に関しては、
食欲に大きくムラがあったり、遊び食べが始まったり、、

そんな悩みに差し掛かる頃でもあります。



そこで今回は、嬉しい!&困った!が連続の、
離乳食後期の進め方について。

量の目安やメニューの提案と共に、私が実践して効果のあった、
離乳食つくりの負担を軽くする工夫や、遊び食べの対策もまとめました。


毎日の離乳食つくりに、負担を感じているあなた、
遊び食べに悩まされているあなたのお役にたてるハズです!






離乳食後期の進め方一覧表

離乳食/後期(生後9~11ヶ月)
回数
1日3回

授乳と離乳食を、徐々に置き換えていきます。
離乳食後の授乳は必要ありませんが、赤ちゃんが欲しがるようならあげても大丈夫。

大人と同じ朝・昼・夜と同じタイミングにして、食事リズムを整えていきましょう。
量の目安(1回量)
  • 穀 物・・・全粥90~100グラム、軟飯80グラム
  • タンパク質・・・
    〈卵〉全卵1/2個
    〈肉・魚〉15グラム
    〈豆腐〉45グラム
    〈乳製品〉80グラム
  • 野菜・果物・・・30~40グラム

※参考資料・・・厚生省「離乳食の進め方の目安」
固さの目安
  • 歯茎でつぶせるかたさ(バナナくらい)
  • 指ではさんで、少し力を入れるとつぶれる
味付け
料理によって、塩、砂糖、醤油、バター、チーズなどで味付け。
マヨネーズは生卵が入っているので、アレルギーのある場合は注意。

味付けは、薄味を心がけます。(大人の半分くらい)
メニュー例
  • 全粥~軟飯
  • 雑穀入りパン
  • 煮込みうどん(鶏ひき肉、長ねぎ、にんじん)
  • 野菜スープ(たまねぎ、にんじん、じゃがいも、豆腐、グリーンピース、トマト)
  • 白身魚のクリーム煮(たら、玉ねぎ、ほうれん草)
  • 豚汁(豚赤身ひき肉、にんじん、大根、里芋など)
  • ポテトグラタン(玉ねぎ、じゃがいも、ほうれん草)
  • かぼちゃスープ
  • ゆで野菜のマヨネーズ和え(ブロッコリー、カリフラワーなど)
  • 麻婆茄子(豚赤身ひき肉、なす、長ネギ、味噌)
  • 野菜スティック
  • 季節の果物(りんご、いちご、ぶどう、みかん、バナナなど)をそのままで




離乳食後期~見た目の量はどのくらい?

ご飯や野菜などのグラム数は、上の表で分かりますが、
正直数字だけだと、実際見た目にはどのくらいの量になるのか、
想像がつきにくいですよね。



そこで、参考までに、
生後9~11ヶ月の間に、うちの子がよく食べていた離乳食を紹介したいと思います!


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(生後9ヵ月頃)

  • 雑穀パン
  • 野菜たっぷりスープ(洋風だし)
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(生後10ヶ月頃)

  • 豆ごはん
  • 茹でアスパラガス
  • かぼちゃスープ
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(生後11ヶ月頃)

  • にんじんご飯
  • 雑穀スープ(和風だし)
  • 納豆
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(生後11ヶ月頃)

  • 雑穀ごはん
  • 野菜スープ(中華だし)
  • 牛肉ピューレ(市販のベビーフード)

うちの子は、スープにすると野菜をたくさん食べてくれていたので、
スープメニューが多いのですが・・・m(__)m


スープは、野菜はもちろん、魚やお肉もお団子にして入れられるし、
味付けも和・洋・中、様々な工夫ができます。

量の調節もしやすいし、
たくさん作って冷凍することもできるので、とっても便利ですよ。






離乳食作りの負担を軽くする3つの工夫

離乳食は、月齢によってあげる目安量が少しずつ変わってくるし、
調理に手間もかかるし、正直、結構大変(p_-)

離乳食以外に、大人の食事も用意しないといけないし、
毎回グラムをはかって・・というのは、あまり効率が良いとはいえませんよね。


そこで、なるべく負担を軽くする工夫をしましょう♪



実際に私がやっていた方法は、

  1. 一番初めだけきちんと量をはかり、その後は目分量で
  2. 冷凍できるものはたくさん作って、1食分ずつフリーザーパックに入れて冷凍
  3. 疲れたときは、市販のベビーフードに頼る


やっぱり、毎回食事の量をはかるというのは、かなりの手間。
私は、一番初めはグラムをはかって、だいたいの目分量を覚えたら、
次からはその目分量で、あげていました。

赤ちゃんの体調や機嫌によって、よく食べる日やあまり食べない日もあるので、
多少のプラスマイナスは、あまり気にしませんでした。



また、野菜スープや豚汁などの汁ものは、一度にたくさん作って、
1食分ずつフリーザーパックに入れて冷凍します。
食べる前に、鍋にあけて温めるだけなので、忙しいときには楽できますよ♪



そして、時間のないときや、疲れていて離乳食を作る元気がないという時には、
無理せず、市販のベビーフードを利用するのも手です。

普段作らないメニューがあったり、見た目の量など、参考になることも多いです。
3~4つ常備しておくと、いざという時に役立ちますよ。





赤ちゃんの遊び食べ!対策はどうする?

この頃になると、自立心が芽生えてきて、一人で食べようという意欲が出てきます。
手の動きもしっかりしてくるので、
なんでも手を出しては、グチャグチャと食べ物で遊びだしてしまうことも(p_-)


テーブル周りが汚れたり、なかなか食事が進まなくて、イライラしちゃいますよね。

でも、遊び食べは、

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一口に入る量や、食べ物の食感を学習していくのに大切な過程!


できるだけ、自分で食べようとする意志を大切にして、
しかったりせず、見守るようにしたいです。

その時は、椅子の下に新聞紙やビニールシートなどを敷いておくと、
後片付けが楽ですよ。


うちは、リビングの床がフローリングなので、食べこぼしが染みにならないよう、
IKEA のフロアプロテクターを敷いています。


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ただし、遊び食べに対しては、食事の時間20分前後で切り上げるようにするのが◎
「もうそろそろ片づけようね」と声掛けをして、あっさり片づけるようにします。





離乳食後期に気を付けること

最後に、この時期の食事で気を付けたいことを、紹介します。


1.しっかり噛む癖をつける


生後10~11ヶ月頃になると、自己主張が出てきて、
お腹が空いていると、次の一口を急かされることがあります。

でも次々に食べ物を口に放り込まず、今の時期から噛む癖をつけさせておくと、
将来の、食べ過ぎや虫歯予防につながりますよ。


赤ちゃんの機嫌が良いときに、一度、口の中を観察してみてください。
奥の歯茎に、ふくらみと幅がでてきているのが、分かるはず!
その歯茎で食べ物を噛めるようになるのが、この時期の目標です。


食べ物を口に入れた後、あご・舌・唇を動かしていれば順調な証拠(^O^)♪


「モグモグ」「ゴックン」と声掛けをしながら、大人が見本を見せると、
真似をしてくれるので、食事の時間はゆったりととっていきたいですね。




2.自分で食べようとする意欲を尊重する


自分でスプーンやフォークを持てるようになると、
大人の真似をして、自分で食べたがるようになります。

でも、お皿に入ったものをすくい取って、口に運ぶのはまだ難しいので、
癇癪(かんしゃく)を起こして、泣いちゃうことも・・


そんな時は、
子供にはスプーンを持たせて、少量の食事を子供用の器に入れて自由にできるようにします。
その合間に、大人が別のスプーンで食べさせてあげましょう。

一生懸命自分で食べようとしつつ、お腹も満たされていくので、赤ちゃんも満足(*^_^*)
パンやおにぎりなど、手づかみできるものは、手にもたせておくのもいいですね。


赤ちゃんは失敗を重ねながら、成長していくもの。
スプーンやフォークをうまく使えないところを見ていると
やきもきしちゃいますが、おおらかな気持ちで見守ってあげたいです。



3.コップで水を飲む練習をする


コップで水分を飲むことで、コップのフチを唇でとらえる力が発達していきます。

マグマグなどで飲み続けるクセがつくと、唇の機能が成長しません。
嫌がる様子がなければ、家にいるときにはコップで水をあげてみましょう!




さいごに

いかがでしたか?

食べる量は、赤ちゃんの気分しだい、ということも多々ありますが、
生活リズムを整えて、食事の時にちゃんとおなかが空いている状態にしてあげるのも、
お母さんの大切な役目だと思います。


あともう少しで、大人とほぼ一緒のものが食べられるようになりますよ。
頑張ってくださいね!


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