自然派生活への意識が高いと、
自分の子供も、できるだけ自然な形で育てたいという思いが芽生えるもの。

「おむつなし育児」は、
排泄を自然な形で行えるようにする育児法で、
赤ちゃんを、なるべくおむつの外で排泄させてあげることです。

おむつなし育児は、赤ちゃんが生まれてすぐから始められるのですが、
出産後は、お産の疲れに加え、ホルモンの影響で気持ちが落ち込んだり、
赤ちゃんとの生活に慣れるのに精いっぱい。

とても、おむつなし育児にまで、気持ちも手も回らないことも多いかもしれません。


この記事では、
生後半年頃 ~ 1 歳頃までの赤ちゃんのトイレサイン・タイミングと、
おむつなし育児がうまくいくコツ
を、我が家の実体験を交えながら、
紹介しています。


生後半年が過ぎ、体力が回復して、赤ちゃんのいる生活にも慣れてきたから、
おむつなし育児をやってみよう!と思っている方にはもちろん、

新生児の頃からおむつなしやっているけど、
これからどんな風にトイレサインが変わっていくのかな!?と、
気になっている方のお役にも立てるはずです。







おむつなし育児の方法!生後半年頃 ~ 1歳のトイレサインは?

新生児から数ヶ月は、首がすわってなくて体もふにゃふにゃ・・・
おまるに座らせて支えてあげるのも、結構体力をつかうものです。

でも、自分でおすわりができるようになる生後半年以降は、
おむつなし育児が、とっても進めやすくなります。


まずは、
おしっこ・うんちを見極めるサインと、タイミングです。

赤ちゃんに、以下のような反応があった時に、
おまるに座る習慣をつけます。


トイレ ( 排泄 ) サイン

  • ぐずる
  • 泣く
  • 落ち着きがない ( もぞもぞしている )
  • 動きが止まる(静かになる)
  • 真顔になる
  • おならをする
  • いきみ始める
  • 床に座る
  • おなかや股など、自分の体の一部を指さす
  • 自分流の合図をする(大きな声を出す、テーブルの下へ移動する、など)

など。



成長と共に赤ちゃんの感情も育ち、表現力も豊かになるので、
子供の様子をよく観察していると、トイレのサインが分かりやすくなります。
個性も出てくるので、サインも赤ちゃんによって様々。


坊の場合は、生後数ヶ月の間は、泣いて知らせていましたが、
生後 7 ~ 8 ヶ月頃には、落ち着きがなくなり、ずりばいやハイハイで、
テーブルやソファの下などにモゾモゾ移動しはじめるのが、トイレサインになりました。


動きが止まって静かになる頃には、もう出てしまっていることが多かったので、
もぞもぞ移動しているタイミングで、おまるへ直行!



私のおむつなし育児友達の子供さんのトイレサインには、

  • おなかのあたりを手でかく女の子
  • 動きが止まって天井をみつめる男の子

などがありました。








トイレ ( 排泄 ) タイミング

  • 朝起きてすぐ
  • 授乳前
  • 授乳中
  • 授乳後
  • 家に帰ってきた時
  • おふろの前


新生児の時には、おしっこ・ウンチの回数が頻繁だったのが、
1 歳近くになると、だいぶ頻度が減ってきます。

そのかわり、1 回の量が増えます。


これは、膀胱の機能が発達してきている証拠。
おしっこを溜めておいたり、おまるに座るまで待てるようになったのです。


授乳時間がほぼ決まっていると、排泄もだいたいおなじタイミングで起こるので、
特別な予定がない日以外は、できるだけ毎日同じタイムスケジュールで過ごすと、
自分も赤ちゃんも楽ですよ。



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授乳前 ~ 授乳中 ~ 授乳後の流れ

おしっこ・ウンチがでる確率が高いのが、

授乳前 ~ 授乳中 ~ 授乳後


特に、授乳中と授乳後は、高確率で排泄が起こります。


家にいるときの授乳は、“おまるしたまま授乳”をオススメします!

やり方は、
前記事:おむつなし育児のやり方!新生児~生後半年頃までの我が家の方法
で詳しく書きましたので、ぜひこちらも参考にしてみてください。


授乳後は必ずおまるに座らせて、しばらく待ちます。
私は、坊がぐずらなければ、出るまでずーーっと ( 時には 15 分以上 )
座っていたこともあります。


坊の場合は、新生児の頃から続けていることもあって、
『おまるに座ること』は、お風呂や歯磨きのように、習慣になっていたので、
極端に機嫌が悪いとき以外は、ちゃんと座ってくれていましたが、
グズったり、嫌がっている場合は、少し座らせてみて出なければサッと引きあげましょう。








おむつなし育児がうまくいくコツ

おむつなし育児は、実際にやっている人は少数派のため、
行き詰まった時にも、近くに相談できる相手がおらず、
自信がなくなったり、孤独感にさいなまれることもあります。


そんなときには、
ぜひ、以下の 3 つのことを考えてみてください👇




1. 失敗しても赤ちゃんを怒らない!


おむつなし育児には、うまくいく期間とうまくいかない期間があります。

うまくいっている期間がある程度続いた後、
突然、ズボンの中で排泄するようになったり、
おまるまで待てなくなったりすることがあります。

その時の、落胆、焦り、苛立ちは、正直すさまじいです (涙)


でも、その 苛立ちを赤ちゃんにぶつけるのは、逆効果
赤ちゃんだって、実は戸惑っています。


「今までちゃんとできていたのに!」
「せっかく順調に進んでいたのに!」


そんな、口から出てきそうなマイナスの言葉は、グッとこらえて、


「あ~、ズボン濡れちゃったね。次は頑張ろう!」
「次のサインは、お母さん見逃さないようにするね。」


など、前向きな言葉をかけるようにしてあげましょう!



・・とはいえ、おむつなし育児がうまくいかない時というのは、
繰り返し服を着替えさせたり、シーツを取り換えたり、
さらに洗濯物にも追われるわけなので、家事の負担も増えます。


しんどい時は、いっそ布おむつや紙おむつを一時的に頼るのも得策です。





2. 完璧にしようと思わない


おむつなし育児は、
完全におむつを使ってはいけないわけではありません。

完璧にしようとして、イライラが募ったり疲労が溜まって、
自分が倒れてしまっては、本末転倒。


疲れた時、気分が乗らない時、ゆっくり寝たい時、
お出かけの時には、布おむつや紙おむつに頼っていいのです(*^^*)


おむつなし育児がうまくいくかそうでないかは、
親の精神状態が影響します

お出かけの時間を愉しみ、ゆっくり休んで、
頭を切り替えて、また明日から気持ち新たに始める方が、
お互いにとってメリットは大きいです。





3. 環境の変化にも左右されやすい


赤ちゃんは、環境の変化にとても敏感です。


  • 歯が生えてきている
  • 風邪をひいた・熱がある
  • 来客がある
  • 部屋の模様替えをした
  • 親が心配事を抱えている・イライラしている

などなど・・


今まで順調だったおむつなし育児が、うまくいかないなぁという時には、
赤ちゃんの体調や、自分の健康状態、身の回りの変化があったかを見直してみると、
意外と心当たりがあったりします。


「だから今は、うまくいかないのね(^^)」と割り切れることで、
心の負担はずいぶん減るはずです。






さいごに

おむつなし育児は、本来、
おむつの外で排泄ができて嬉しい!という気持ちを、
お母さんと赤ちゃんで共用できるのが楽しみであり、喜びであるはずです。


ストレスが大きくなっているのであれば、それは頑張りすぎてる証拠。


一度お休みして、肩の力を抜き、
おむつなし育児は育児の楽しみ方の一つなんだ!と思い直したら、
もう一度始めてみたらいいんです。


「おまるでできた!」の喜びが増えていきますように!


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