たった数分の歯磨きなのに、
まるでこの世の終わりのような、断末魔の雄叫びをあげて泣きさけぶ我が子・・。

子供が、歯磨き嫌いだと、
親にとっても、歯磨きの時間が憂鬱以外のなにものでもありません。

でも、歯磨きをしないで、虫歯になってからでは後の祭り。
大好き!・・とまではいかなくても、
まずは、歯磨きを受け入れてくれるようになって欲しいですよね。


そこで今回は、
1 歳児の歯磨きを楽にする 5 つの対策を紹介したいと思います。
また、それを踏まえて、歯磨きを習慣にするポイントについてもまとめました。


これは、坊が 1 歳の時に、実際に歯磨きに苦労していたときにやっていたことで、
3 歳の今では、きちんと歯磨きが習慣になっている方法です。

歯磨きで、毎日毎日ストレスがたまっている!
・・・というお母さんのお役に立てますように。







歯磨きを嫌がる 1 歳児にイライラ!子供に受け入れてもらう 5 つの対策

先にママの歯を磨いてもらう

自分の歯ブラシを子供に渡して、
「ママの歯、磨いてくれる?」と、子供に磨いてもらいます。

力加減がまだ分からないので、歯茎や内頬に当たって痛いこともありますが、
そこはグッと我慢して、笑顔で、

『これで、ママの口の中からばい菌さんがいなくなったよ!ありがとう!
 じゃあ次は◯◯くんの歯を磨いてあげるね!』


と褒め倒して、交替します。


自分が磨かれているときは、口の中で何をされているのか分からないので、
その不安から、嫌がっている場合もあります。

ママの歯を磨くことで、どういうことをするのかが分かって安心しますし、
さらに、ママも喜んでくれている!ということで、
「歯磨きって悪くないな」と思わせてあげることができますよ。





子供の好きな動物やキャラクターの歯ブラシを使う

子供は 視覚から受ける影響も大きい ので、
好きな動物やキャラクターが描かれている、歯ブラシをきっかけに、
自分から口をあけてくれるようになることも、あります。


歯ブラシに興味を示したら、まずは子供に持たせて、
かじらせたり、なめさせたりして、気の済むまで自由に遊ばせてあげます。
(のどを突かないように、必ず親の目の届く範囲で!)


坊は当時、くまブームだったので、
くまのキャラクターが描かれた歯ブラシをいくつか用意して、
坊に好きなものを選んでもらいました。

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「くまさんが、◯◯くんのお口の中みたいなーって言ってるよ。」
「くまさんが、お口の中、きれいきれいしてくれるって!」


などの、言葉がけも忘れずに。


道具から子供の興味をかきたてて、
楽しい気分にさせてあげてくださいね。




歯磨きのうた をうたいながら磨く

歯磨きを楽しい時間にするために、「ママのうた」は効果的。

歯磨きをテーマにした歌は色々ありますが、
歌詞が覚えやすくて、子供と一緒に歌いやすい、おすすめはコレです:



お馴染みの歯磨きソングですが、
1 歳 10 ヶ月頃に、坊の歯磨きに苦戦していた頃に助けられました。

前もって歌を何度も聞いて、歌詞とメロディーを覚えたあと、
歯磨きのときに、自分の口を指さしながら、歌ったのがはじまり。


『 ♪ごしゅしゅ、ごしゅしゅ・・・♪ 』のところは、
もちろん、歯ブラシで歯を磨くふりをして。


これを続けるうちに、歯磨き前にはこの歌を歌うのが恒例になり、
坊も一緒に歌いながら、歯磨きさせてくれるようになりました。


ばい菌さんが「やめてー」って言ってるよー!とか、
歌詞の内容を話題にして、
雰囲気が楽しくなるような工夫も、してみてくださいね。





甘味のある歯磨き粉を使う

子供は 味覚にとても敏感 なので、
いわゆる歯磨き粉特有の、スースーする感じを一度経験すると、
歯ぶらしを見せるだけで、嫌がることも珍しくありません。

そこで、子供に使う歯磨き粉は、
虫歯菌の除去効果があることは大前提のうえで、
子供が受け入れやすい、フルーツの甘みのあるもの を選んでみましょう。


歯ブラシを口に入れさせてくれない場合は、
歯磨き粉をほんの少しだけ指につけて、
「これ、◯◯の味がするよー」と言って、舐めてもらいます。

最初は、そのまま指で歯をやさしくこすって磨いたり、
歯茎をマッサージするだけでもいいと思います。

子供の反応を見ながら、徐々に歯ブラシに移行していきましょう。


ちなみに我が家では、パックスこどもジェルはみがき を使っています。




柑橘系のさわやかなフルーツ味がやさしい甘みで、
坊が気に入ってくれたのが一番ですが、発泡剤が入っていないので、磨き残しが分かり、
親にとっても、仕上げ磨きもしやすくなるのでオススメですよ。


3 歳の坊は、「たぬきさんで歯磨きしよー!」と、
自分から言ってきてくれるくらい、お気に入りなので、
“ 家に帰ってきたら靴を脱ぐ ” ことと同じくらい自然に、
“ ご飯のあとは歯磨き ” の習慣が身に付きました。




キシリトールタブレットをご褒美にする

これは、我が家では必要なかったのですが、
同じく歯磨きで苦戦していた友人がやっていて、効果のあった方法です。

キシリトールタブレットは、
口の中の悪玉菌である、ミュータンス菌を減らすのを助けてくれるので、
寝る前に舐めておくのは、虫歯予防に効果的だと、
小児歯科でもオススメされています。


キシリトールは、子供にも受け入れやすい甘味があるので、

「歯磨き頑張ったら、歯のキャンディーだよ!」

と、歯磨きのご褒美にしてみてはいかがですか。


タブレットは、1 歳 6 ヶ月以降から摂取できますが、
そのままあげると、喉に詰まらることがあるので、
キッチンバサミで砕いて、細かくしてあげることをおすすめします。

また、お腹の弱いお子さんの場合は、おなかを下すことがあるので、
少量から始めてみてくださいね。




ここまでが、子供に歯磨きを受け入れてもらうための対策です。

次は、これらの対策を、
歯磨きの習慣へとつなげていくポイントをまとめたいと思います。




歯磨きを習慣にするポイント

1. 歯磨きの場所を決める


歯みがきをする場所を決めておくと、
子供も「ここにきたら歯磨きするしかない」と理解していくので、
習慣にしやすくなります。



2. 毎日続ける


泣いて嫌がるから、今日はもういいや、、と諦めてはいけません。

「泣けば歯磨きされない」と学ばせないように、
短時間でもいいので、毎日続けることが大切です。



3. できたらおおげさに褒める!


数秒でも、きちんとお口をあけることができたら、
大きな拍手をして、大げさに褒めてあげてください!

この時期の子供は、褒めれば褒めるほど伸びます。



4. 親も子供の前で歯磨きをする


子供は、親の背中をしっかり見ています。

親が毎日歯磨きをしている姿を見ていると、
「歯磨きは、好き嫌いに関係なく毎日するものなのだ」と、
自然に学んでいきます。


これは、今すぐ効果のある方法ではないですが、
2 歳後半 ~ 3 歳頃にふと、“そういえば、わざわざ「歯磨きしなさい」といわなくても、歯磨きするようになったなぁ”と、
気が付くことがありました。

これは、親の姿を見せ続けていることの効果だったと、
私なりに感じています。




さいごに

1歳児には、歯磨きの大切さを論理的に伝えても理解できないので、
やはり楽しめる方向で、習慣づけるのが理想です。

お子さんが歯磨きを受け入れてくれるために、
今回の記事がお役に立てると嬉しいです。





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