紫外線を長時間浴びて、日焼けをしてしまった時に、
スキンケアで外側からの対策は、もちろん大切。
でも、食べ物のもつ栄養素の力から、
体の中からもケアできることをご存じですか?
今回は、日焼けケアにおすすめの食べ物を
まとめました。
また、その食材を使って、子供も食べやすい食事メニューを紹介しています。
大人だったら、美白サプリメントを摂ることもできますが、
子供にサプリメントを与えるのは、成分の過剰摂取など色々心配です。
その点、食べものからなら安心。
肌を元気にする食材をたくさん食べて、家族みんなで日焼けケアしましょう!
日焼け後のケア方法 ~ 食べ物で体の中からもケアしよう!
日焼けをケアする食べ物の摂り方の、ポイントはこの 2 つ!
- ビタミン C を摂る
- 温かいものを食べる
一つひとつ、詳しく説明していきますね。
ビタミン C を摂る

ビタミン C は、たんぱく質の一種である コラーゲン を、
体の中で作るために欠かせない栄養素です。
コラーゲンは、細胞を結合させて血管や筋肉、皮膚などを丈夫にしたり、
日焼けによるシミを防いでくれます。
・・ところが、紫外線を浴びると、このビタミン C がどんどん壊れていくのです。
ということは、日焼けをした時点で、相当ビタミン C が奪われていることに!!
またビタミン C は、化粧品やクリームなど外からでは、
十分な量を摂ることはできません。
だからこそ体の中から、
つまり 食事から摂取する ことが、とても大切になってくるのです。
では、ビタミン C が豊富に含まれる野菜と果物を、
順番にみていきましょう!
ビタミン C が豊富な野菜
- トマト
- ピーマン
- パプリカ
- ブロッコリー
- 小松菜
- じゃがいも
- さつまいも

この中でとくに注目したいのは、トマト。
トマトに含まれる『リコピン』には、
紫外線によって発生する、活性酸素を排除する働きがあります。
また、ピーマンは完熟して赤色のものは、
緑色のピーマンと比べて、ビタミン C は約 2 倍!
赤色のピーマンは、スーパーではなかなか見かけませんが、
農家の直売所で、たまに売っていることがあるので、
見かけたら迷わず GET してくださいね🌟
ビタミン C が豊富な果物
- レモン
- グレープフルーツ
- みかん
- さくらんぼ
- キウイ
- いちご
ビタミン C と聞いて、すぐに思い浮かぶフルーツといえば レモン!
ビタミン C だけでなく、疲労回復効果のあるクエン酸も多く含んでいるので、
日焼けをして疲れた体に、とても効果的です。
ただ、レモンは酸っぱいので、
そのまま食べることは、なかなかできないですよね。
そこで、積極的に食べたいのが、いちご。

いちごは甘くて食べやすいので、
子供にも人気のあるフルーツですが、その栄養価がまたすごい!
なんと、10 粒食べると 1 日の必要量のビタミン C が補給できると
言われているほどです。
子供がぐったりしていて、食欲がないという時には、
まず、いちごを食べさせてあげてくださいね。
温かいものを食べる

日焼けをしたらまず冷やすことが第一ですが、それは肌の表面の話。
外温が高いので、感じにくいのですが、
日焼けすると、冷水や冷たいタオルで肌を冷やし続けるので、
体の中は冷えきってしまっています。
体の中が冷えると、血液の循環が悪くなって代謝が悪くなり、
疲れがとれないばかりか、肌の修復も遅くなります。
日焼けで肌が弱っている時こそ、温かいものを食べて体を温める必要があります。
血の巡りがよくなって、新陳代謝が活発になり、
結果的に、肌の回復も早まりますよ。
そこで次に、ビタミン C を含む野菜を使った、
子供も食べやすい日焼けケアメニューを紹介したいと思います。
お出かけした日の夕食によく作るメニューで、
坊が喜んで食べてくれるものばかりです。
日焼けのアフターケアを食べ物から!子供が喜ぶメニュー
野菜スープ

日焼けを体の中からケアしたい時に、
一番のオススメの食べ物は、なんといっても 野菜スープ!
トマト、ピーマン、ブロッコリー、じゃがいもなどの野菜を、
洋風ブイヨンで煮込むだけ。
(もちろん、和風だし、中華だしでも美味しいです!)
スープにすることで、たくさんの野菜から栄養素が摂れるし、
体の中が温まって新陳代謝が良くなり、傷ついた肌の回復も早まります。
さつまいも、たまねぎ、にんじん、小松菜、豚ばら肉など
たっぷり食材を使った、具だくさん味噌汁もオススメですよ。
フレッシュトマトソース

新鮮なトマトが手に入ったら、トマトソースを作っておきましょう!
トマトは加熱することで甘味がアップして、とても美味しくなります。
ビタミン C の量は、加熱で減少するものの、
リコピンは、吸収率が 3 ~ 4 倍にアップすると言われています!
トマトは、生だと量がたくさん食べられませんが、
ソースにすることで、量が摂れるのはもちろん、
お料理のバリエーションも増えるのでおすすめですよ。
ロールキャベツに、煮込みハンバーグ、グラタン、
そしてもちろんスパゲティソースや、ドリアソース、トマトクリーム煮など、
色々なお料理に使えます👍
トマトソースの作り方は、
材料:
作り方:
- トマト
- たまねぎ
- にんにく
- 塩・こしょう
- バジルやオレガノなどのドライハーブ
作り方:
- フライパンにオリーブ油をひき、温まったらにんにくを炒めて香りを出します。
- 湯むきしてざく切りにしたトマトを入れ、30 分ほど煮込んだら、
塩・コショウで味を調えます。 - 最後にバジルやオレガノなどお好みのハーブパウダーを加えて完成。
- 冷蔵庫で約 2 日間、ジップロックなどの密閉袋に入れて冷凍庫で約 1 ヵ月保存できます。
タコライス

見た目がカラフルで食欲をそそるご飯メニューが、タコライス!
子供にも人気のメニューです。
夏野菜がたくさん摂れるので、日焼けでダメージを受けた肌をしっかりケアしてくれます。
タコライスの作り方は、
材料:
作り方:
- 玉ねぎ
- にんにく
- ひき肉
- レタス
- トマト
- アボカド
作り方:
- フライパンに油をひき、みじん切りにしたにんにくを炒め、香りが出たら、ひき肉とみじん切りにした玉ねぎを加えます。
- ひき肉の色が変わったら、トマト缶、ナツメグ、ケチャップ、醤油、塩・こしょうで味付けして、弱火で約 20 分煮込みます。
- 器にご飯を盛り、食べやすい大きさに切ったレタス、トマト、アボカドの順にのせます。
- ひき肉ソースをその上にのせて完成♪ お好みでマヨネーズをかけても◎
ビタミン C をフルーツから摂るときに注意すること
ビタミン C は、果物に豊富に含まれているのですが、食べるときに、注意しないといけないことがあります。
それは、

かんきつ類は、
紫外線の吸収を促進する成分が含まれているものがある!
紫外線の吸収を促進する成分が含まれているものがある!
その成分とは、ソラレン。
ソラレンは光毒性物質のことで、紫外線を吸収しやすくする作用があります。
ソラレンを含むものを食べると、その作用が約 2 時間後にピークを迎え、
その後も約 8 時間、持続すると言われています。
そのため、ソラレンを含むものを食べてから紫外線を浴びると、
日焼けしやすくなるばかりか、
かゆみやシミ、色素沈着を引き起こすことがあるのです。
ソラレンを多く含む果物
- レモン
- オレンジ
- グレープフルーツ
- キウイ
これらのフルーツを食べるなら、食べた後はお出かけを控えるか、
夕方以降に摂るようにするといいですね。
さいごに
長時間のお出かけで、さらに日に焼けたとなると、自分も体力を消耗するし、正直夕飯の支度をするのはしんどいもの。
でも、そういう時こそ、
ビタミン・ミネラルを含んだ野菜を使って、温かいお料理を作ってあげてください。
子供の日焼けケアのためでありながら、家族みんなの肌ケアになりますよ!