「もう何かしゃべるようになった?」
子供が1歳頃になると、ママ友から聞かれたりしませんか?
言葉の発達は、個人差が大きいとはいえ、
同じくらいの月齢の子供が、話し出すようになると、
うちの子は遅いのかな・・なんて気になりますよね。
実際、毎日の生活の中で、
親がどんな風に赤ちゃんに接するか (話しかけるか) によって、
言葉への興味・関心が、変わってくるというのは、事実。
そこで今回は、
言葉の発達を促す赤ちゃんへの言葉がけについてです。
私自身、坊が生後半年になる頃に、
保育士さんと小児科の先生が企画された子供の心と体の成長に関する勉強会に参加して、この言葉がけを学びました。
それから意識して続けているのですが、
実際に、コミュニケーションがとても濃いものになっていることを、実感しているのです!
2歳半になる今は、
坊の言葉の表現がどんどん広がっている、真っ最中。
日常生活で目にすることや、行動範囲での会話はしっかり成り立ち、
あれ、いつの間にそんな表現覚えたの?と嬉しい驚きまである日々です。
- 言葉の通じない赤ちゃんと、どんな風に毎日過ごしたらいいのか分からない
- 自分が無口な性格だから、赤ちゃんにどう話しかけていいか分からない
- 言葉を無理やり教え込むのでなく、自然な形で伝えたい
こんな風に悩んでいるなら、
今回の記事はきっとお役に立てるはずです!
ぜひ楽な気持ちで読み進めて、
明日からの赤ちゃんとのコミュニケーションに役立ててくださいね。
赤ちゃんの言葉!発達を促すコミュニケーション6つのコツ
- 赤ちゃんの発する音や声を真似する
- 赤ちゃんの動きを真似する
- 赤ちゃんの気持ちを代弁する
- 大人が自分の行動を口にする
- 間違えた言葉はさりげなく直す
- 表現を広げて返す
赤ちゃんの発する音や声を真似する
言葉は、声を出すことを楽しむことから始まります。
赤ちゃんがご機嫌な時、どんな声を出していますか?
「あーあー」
「うーうー」
「ぶぶぶ」
意味がないように思える音でも、赤ちゃんなりに気持ちを表現しています!
まずは赤ちゃんが発した声を、笑顔で真似してみましょう。
“口で音を出すことは楽しいんだ!”と、
感じてくれるようになりますよ。
赤ちゃんの動作を真似する
赤ちゃんは、自分と同じ動作をする大人に興味を持って、そしてその様子を、しっかり観察しています。
日常生活で、赤ちゃんが見せる何気ない動作を、
真似してみましょう。
たとえば、
赤ちゃんが、何かに一生懸命になっている瞬間を見つけたら、
真似をしながら、言葉をかけてあげます。
- 「カチカチ、音がするね」
- 「ここは、なんか固いね。グリグリしているね」
- 「ここを触ると、くしゃくしゃ音がするね。何が入ってるのかな?」
など、自然に出てくる表現でいいんです(^^)
これを繰り返すことで、赤ちゃんの脳の中で、
動作と言葉の関連付けがされていきます。
また、
赤ちゃんが見ているものを言葉で表現してあげるのもオススメ!
◆我が家の事例:
1歳頃の坊は、
風で木の葉っぱが揺れているのを見るのがすごく好きで、
毎日のように窓の外を見ていたんです。
そんな時、
といったように、心の中で感じたこと、
見たものを、そのまま伝えるようにしていました。
風で木の葉っぱが揺れているのを見るのがすごく好きで、
毎日のように窓の外を見ていたんです。
そんな時、
- 「葉っぱが、ゆらゆらしているね」
- 「今日は、風が強いね~」
といったように、心の中で感じたこと、
見たものを、そのまま伝えるようにしていました。
赤ちゃんの気持ちを代弁する
日々の生活の中で、赤ちゃんは笑ったり泣いたりしますよね。
その時のシチュエーションに合わせて、
赤ちゃんが感じているだろうと思うことを、代わりに言葉で表現してあげます。
これも、上の「赤ちゃんの動作を真似する」の時と同じように、
動作と言葉の関連付けに役立ちます。
実行しやすいのは、一日に何度もある
食事とおむつ替えの時。
ご飯を食べていて、笑顔になったら、
- 「おいしいね」
- 「ほくほくだね」
- 「甘い味がするね」
おむつ替えの時には、
- 「おしっこいっぱい出て、すっきりしたね~」
- 「おむつキレイになって、気持ちがいいね」
表情を見て、きっとこう思ってるんだろうな~と思うことを、
伝えてあげます。
もちろん、泣いているときには、
赤ちゃんになりきって、悲しい気持ちを代弁します。
我が家の事例:
- 「ひざ、ぶつけて痛かったね。なでなでしたら、もう大丈夫!」
- 「大きな音がして、びっくりしたね。でも、お母さんいるからもうこわくないよ!」
- 「お腹すいたね~。いまご飯用意してるからね。」
私はなるべく、
最後は前向きな言葉で終わらせるように、意識しています。
大人が自分の行動を口にする
赤ちゃんは、大人の行動にとても興味を持っています。
ハイハイや歩いて自分で動けるようになったら、どこにでも付いてきて、
私たちがすることを、さらによ~く観察するように。
こうなったら、言葉がけのチャンスはいっぱい!
歩きながら、家事をしながら、
実況中継をするつもりで、語り掛けます。
行動を口にすることで、
赤ちゃんは、大人のすることを見ながら、言葉の意味を覚えていきますよ。
我が家の事例:
- 歯磨きしているところ → 「今、歯をキレイにしているよ」
- カバンに物を入れている
→ 「〇〇くん (子供の名前) と一緒に、お出かけする準備してるよ」 - 食器洗いをしている → 「みんながご飯を食べたあとのお皿、洗ってるよ」
- 洗濯物を干している
→ 「汚れた服を洗ったよ。ここに干しておくとお日様が乾かしてくれるよ」
言葉がけを続けていると、
こうやって言葉と行動が結びついていくんだ!と感じる瞬間があるのです。
うちの場合は、あるときから、
カバンに財布やおむつ替えセットなどを入れているところを坊に見られると、
「おでかけ!おでかけ!」と言うように。
2歳過ぎてからは、私がカバンに物を入れていると、
自分でジャケットを取りに行くようになりました。
子供は本当に、日々学習しているのだと思わずにいられません。
間違えた言葉はさりげなく直す
子供が言葉を話すようになったら、それが間違っていても、「それは違うよ」と頭ごなしに否定するのはご法度。
言い直させるのではなく、
さりげなく直して、言い返してあげましょう。
子供を傷つけないように、
物事に興味を持っていることを尊重しながら、言葉がけをしていくことで、
自信につながって、自己肯定感が育っていきます。
我が家の事例:
- ネコを指して「ワンワン」 → 「あ、あそこにニャンニャンいるね」
- バナナを指して「ナナナ」→「ほんとだね。バナナだね」
表現を広げて返す
色々な言葉が言えるようになってくると、
子供は話すことが、とても楽しくなってきます。
その時期がきたら、(坊の場合は1歳半過ぎくらいでした)
その言葉から、表現を少し広げて返すようにします。
こうして、子供の想像力・表現力がどんどん広がっていきます。
我が家の事例:
- 電車を指さして、「ガタンゴトン~」
→「ほんとだね。どこへ行くのかな」「たくさん人が乗ってるね」 - 「うま、モグモグしてる」
→「ほんとだ。干し草食べてるね~」「たくさん食べて、おなか空いてたんだね~」
さいごに
こうしてみると、言葉がけは特別気を張らなくても、日常生活の中で、ちょっと意識すればできることばかり。
子供の発達云々ばかり考えていては、疲れてしまうので、
親子で一緒の時間を過ごすことを楽しみながら、
無理なく自然な言葉がけをしていきましょう♪