紫外線対策に日焼け止め!はもう常識ですが、
塗り方によって日焼け止めの効果が違ってくるのをご存じですか?
間違った使い方を続けていると、肌の日焼けだけでなく、
白内障や皮膚がんなどの健康被害のリスクを高めてしまいます。
特に子供は大人と比べて皮膚が薄く、紫外線の悪影響を受けやすいので、
親がきちんと守ってあげないといけません。
そこで今回は、子供の顔に使う日焼け止めの正しい塗り方をまとめました。
- 日焼け止めの前の保湿
- 日焼け止めの量
- 日焼け止めの塗り方
- 日焼け止めの塗り直しの頻度
この 4 点をおさえておくことで、日焼け止め効果を高め、
肌へのダメージを最小限におさえることができますよ。
日焼け止めを正しく使って、
肌機能がまだ完成していない子供の未熟な肌を、守ってあげましょう!
日焼け止めの塗り方!正しく塗って子供の顔を守ろう!
1. 日焼け止めの前に保湿
いくら肌にやさしい日焼け止めクリームを使うといっても、日焼け止めは、あくまで紫外線を防ぐためのもので、
肌にいい成分が入っているわけではありません。
多少なりとも肌に刺激を与えるので、
特に肌が敏感な子供の場合は、肌荒れを起こすことも。
そこで、日焼け止めを塗る前には、
まず、普段使っているケアクリームなどでしっかり保湿してあげましょう。
我が家では、オーガニックのシアバターを使っています。
シアバターは保湿力が高い上に、
シアバターの素材自体に、穏やかなサンケアの機能が含まれています。
さきにシアバターを塗ることで、肌を保護し、
その上に塗る日焼け止めの成分が肌に入り込むのを防ぎ、
さらに、紫外線による肌のダメージからも守ってくれますよ。
2. 日焼け止めはたっぷり使う
最近の日焼け止めは、品質が改良されて伸びがよくなっているので、平均的に、かなり少なめに塗る傾向があるようです。
日焼け止めのSPF値は、実際に人間の皮膚を使って測定されていて、
その時に使われる日焼け止めの量は、皮膚1平方cm当り2mgとされています。
つまり、パッケージに書かれているSPF値は、
その量をきちんと使った場合に、
その数値の日焼け止め効果が発揮されるということ。
なので、日焼け止めの目安量の基本は、
使っている製品のパッケージに書かれている「使用量の目安」を守ること。
ただ、「クリームを適量手のひらに取り・・」
のようなあいまいな表現をしているものもあり、
どのくらいの量を使えばいいのか、分かりづらいですよね。
そこで参考になるのが、
環境省発行の『紫外線 環境保健マニュアル』で紹介されている、
「日焼け止めの使用量」です:

【画像引用:紫外線 環境保健マニュアル 2015
~日焼け止めの使い方~ https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2015/full.pdf】
このマニュアルを参考にして、
製品に明確な使用量が書かれていない場合は、

- クリームタイプの日焼け止め:パール粒 2 つ分
- 液状(乳液・ミルク)タイプの日焼け止め: 1 円硬貨大 2 つ分
を目安にするといいですね。
3. 日焼け止めは 5 ヶ所に分けて顔全体にていねいにのばす
日焼け止めを、ムラなくキレイに塗る一番の方法は、数ヶ所にわけて伸ばすこと。
手のひらに日焼け止めを取り、
おでこ、鼻、両頬、顎(あご)の 5 ヶ所に、ちょんちょんとのせていきます。

順番はとくに気にしなくていいですが、
私は、顔の一番高いところにあって特に日焼けしやすい、
鼻と両頬 に、まずたっぷりのせます。
そのあと、顔の内側から外側に向けて、放射状に伸ばします。

手に残った日焼け止めは、
鼻や頬に、ポンポンとたたくように重ねづけします。
4. 2~3 時間おきに塗りなおす
日焼け止めは落ちにくい印象がありますが、実は、汗をかいたり、タオルで拭ったり、物に触れることで落ちてしまいます。
うちの坊も、一生懸命遊んでいるうちに鼻の頭に汗をかき、
それを着ている服で拭ったりするので、
うっかりそのままにしておくと、日焼けの原因に💦
子供の行動に常に目を見張っているわけにはいかないし、
日焼け止めが落ちるタイミングを見極めるのも難しいので、
朝、日焼け止めを塗った時に時計を見て、
その後、2~3時間おきに塗り直しするクセをつけておくと確実ですね。

さいごに
紫外線自体は目に見えないので、どのくらい肌が紫外線を浴びているのかは分からず、ついつい甘くみてしまいがち。
そこが紫外線の怖いところで、
「外にいるのは少しの間だし大丈夫」
「今日は曇ってるから大丈夫」
と油断していると、ダメージは蓄積されていきます。
日焼けは予防対策が一番!
紫外線カット効果を最大限に発揮させるために、
日焼け止めは正しく使って、安心して外出を楽しみたいですね。