子育て中は、
予想外のことが起こってスムーズに進まないことなんて、日常茶飯事。
子供相手なんだから、上手くいかないことは頭では分かってはいるものの、
自分の体調がすぐれないとき、急いでいるとき、心に余裕がないときは、
いちいちイライラして、そんな自分にもイライラ・・。
イライラが押さえきれなくなると、感情的に子供を叱りつけ、
自分ってこんなに器の狭い人間だったのか、って凹んだり。
どうしたら、イライラを減らすことができるんだろう?
イライラしたとき、どうやって上手くかわせばいいんだろう?
・・そんなことを、悩みながら過ごしていませんか?
今回は、3 歳の男の子を育てている私が、
2 歳の頃から続けてきている 子育てのイライラ解消法を紹介します。
ある時、気が付いたんです。
イライラの原因は「自分にあった」ということに。
世の中には、子供が同じ行動をとっても、激怒するおかあさん、
ニコニコ余裕をもって対応するおかあさん、開き直って放置するおかあさん、
色々な反応をとるおかあさんがいます。
この違いは何なんだろうって。
なんでそんなに寛容でいられるの?
それが、おかあさん自身の、
- 心の持ち方 ( 考え方 )
- 行動の工夫ができているか
だったんです。
日頃からこの考え方や行動を意識するだけで、子供との衝突を前もって避けることができ、
子供に対してイライラする回数も激減、子供への接し方も大きく変わるはずです。
「心の持ち方」と「行動の工夫」、全部で 6 つの方法を紹介しますので、
これならできる!と思うものから、ぜひ実践してみてくださいね。
子育てのイライラ解消法 ~ 自己嫌悪の日々から抜け出す方法
まずは、心の持ち方から見直していきましょう。子育てのイライラを軽減させる 心の持ち方 ( 考え方 )
子供の行動を一歩先から見る
2 歳頃から、
「こうしたい!」という意思がはっきりして、自我が芽生えてきます。
気に入らないことがあると、「イヤ!イヤ!」と、
わがままやいたずらがエスカレートしたり、物を投げたり、ひっくりかえって泣いたりと、
ほとほと困らせてくれるのもこの時期です。
でも実は、
親に反抗する形で、自分を主張できるのはすごく良いこと。
この自我の現れを、むやみに押さえていると、
大きくなってからも、自分を出せず、
常に親や周りの人の顔色を伺うようになってしまいます。
このことを知っていないと、子供の反抗言動に振り回されて、
怒りや苛立ちが積み重なって、体罰や虐待に発展してしまうこともあります。
なので、子供の「イヤ、イヤ!」が始まったら、親としての器を少し大きくして、
「あーあ、また始まったわ」
「しょうがないな」
くらいの気持ちで、付き合っていくようにします。
子供は、常に成長しています。
感情に任せて怒るのではなく、
親がその場に応じた振る舞いを根気よくみせていれば、
物事の分別がつく頃に、必ずフッと楽になるときがきます!
他の子と比較しない
親ならだれしも、
多かれ少なかれ、子供への期待のようなものを持っています。
そして、その期待というのはたいてい、
他の子供との比較で現れてくるものです。
- 言葉がよく話せる
- おむつが取れた
- ご飯がきれいに食べられる
- じっとしてお話を聞いていられる
などなど。
さらに育児書にとりつかれていると、
「◯歳では、こんなことができるようになります!」なんて書いてあると、
「うちの子は大丈夫?」「うちの子はどうして・・」
と、心配の種を増やすことにもなります。
子供は敏感です。
親の期待があまりに強かったり、他の子と比較され続ければ、
子供は、親の前ですら本当の自分が出せなくなってしまいます。
子供は一人一人、その子の成長のペースがあって、個性があります。
なんでも早くできて、器用にできることが、優れているわけじゃなくて、
ゆっくりじっくり成長していく子もいます。
「子供のありのままを受け入れよう。」
こう考えるようにして、気持ちを楽にしてみてくださいね。
子育てのイライラを回避する行動の工夫
こちらも、今すぐにでも実行できるものばかりです。賢い先手が、子供との余計な衝突を避けて、イライラする回数が激減しますよ!
危険をなくす
包丁、はさみ、画鋲などの鋭利なもの、
ライターやマッチなどの危険なものは、出しっぱなしがトラブルの元。
子供が見つけて触ろうとしてから「危ないからね!」と片づけたり、
手にしてしまったものを取り上げたりすれば、
子供の機嫌を損なうのは当然。
使わないときは、子供から見えない、
手の届かないところに片づけておきましょう。
また、料理中に場所を離れるときは、
子供がまな板を引っ張って包丁を落とさないよう、
まな板ごと奥の壁に押し寄せておくなどの、工夫も大切です。
また外では、道路を走りまわるのを避けるためにも、
子供と手をつないで、車が通る側を親が歩くことを習慣にしましょう。
触られたくないものは見えないところに隠す
危険なものではないけれど、
子供には触られたくないもの、ありますよね。
他にも色々なものがある中で、なぜわざわざコレ!?と思うほど、
無意識にポンと置いたものに限って、子供はめざとく見つけます。
とにかく、いじられたくないものは、
勝手に触られないように、手の届かないところにしまっておきましょう。
坊の場合は、棚や戸棚を開けたときに珍しいものがチラリと見えると、
「それ、見せて!」「それ、とって!」と大騒ぎになるので、
棚をあけてすぐに物がある状態ではなく、
袋や箱に入れて、完全に目に触れないようにしてます。
母親業と言うのは、本当に頭を使うものですが・・、
自分がイライラする原因を掘り出して、先手に回ってそれを避ける工夫をすることで、
イライラしなくて済みますよ。
汚されても片づけやすいようにする
イライラさせられることの一つに、
家具や壁、床を汚されること。
子供なので、食事の時に多少ポロポロこぼしたり、
お絵かき中に、不注意で壁や床に絵の具がついたりするのは当たり前。
そのことにイライラするのはお門違いというのは、頭では分かっているはず。
それなら、こぼされたり汚されても、
掃除をしやすくしておけば、イライラ度はグン!と下がります。
私が習慣にしていることは、
- 食事のときにボロボロこぼされてもいいように、下にシートを敷いておく
- 棒付きアイスクリームを食べるときは、外で
- 絵の具やクレヨンでお絵かきをするときは、濡れタオルを近くに用意しておく
- 水を使う遊びなど、外でできることは、外でする
などを続けています。
子供を頼りにする!
やめなさい!
ダメ!
ではなく、
「お母さん困ってるの、助けて!」
「頼りにしてるよ!」
「〇〇してくれたら、お母さんすごく助かる!」
と、子供を頼りにしてみましょう。
子供だって、なにも怒られたくて、
いたずらをしたり、駄々をこねているわけではありません。
ただ、お母さんの注意をひきたいだけ、ということもあります。
お母さんが喜んでくれると分かったなら、
意外と協力してくれるものです。
子供の力を引き出すにも、効果的な方法です。
協力してもらったら、たくさんお礼を言って褒めてあげましょう!
さいごに
自分の心に余裕がなくなるにつれて、家族の雰囲気も悪くなっていき、なにもかも悪循環・・。
それは、私が育児ストレスで毎日イライラしていたときの状況でした。
このまま家族が壊れてしまうかも。という心配や不安にもがきながら、
状況が変わらないなら、まず自分が変わるしかないと思い、今回の方法を実践してきました。
子供の成長と共に、また新しい悩みが出てきたりするので、
完全にイライラがなくなるわけじゃありませんが、
自分の考え方や行動次第で、本当に楽になることを実感しています。
たとえ時間がかかったとしても、少しずつでも確実に変化していくはずです。
対症療法的といいますか、
育児から物理的にリフレッシュする方法については、
別記事▶育児ストレスがピークになる前に! 5 つの解消法でリフレッシュ!
で紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
今、育児のイライラでしんどい毎日を過ごしている、
おかあさんのお役に立てますように。