こたつでぬくぬくしながら食べる、みかん。
美味しいですよね~♪
我が家は家族みんな、みかんが大好きなので、
冬になると、部屋にみかんの香りが充満するほど、たくさん食べます。
ついつい食べすぎて、
気が付くとテーブルの上には、みかんの皮がどっさり!
普通は、捨てられる運命にある皮、
実は、栄養の宝庫だって知っていましたか?
今回は、
みかんの皮の栄養と美味しい食べ方について、まとめました。
ゴワゴワして苦~いみかんの皮が、
とっても美味しくて、栄養のある食材に変わります!
おすすめレシピも紹介していますので、ぜひ作ってみてくださいね♪
みかんの皮の栄養は?どうやって食べると美味しい?
みかんの皮に含まれる栄養素とその効果
ビタミンC | 抗酸化作用で、ガンや心臓病の予防、老化のスピードを抑えてくれます。 |
ビタミンP (ヘスペリジン) |
毛細血管を強くして、高血圧や動脈硬化を予防してくれます。 |
食物繊維 | 整腸効果、コレステロール濃度を下げたり、血糖値の上昇を抑えてくれます。 |
カロテン | 皮膚や鼓膜の強化してくれます。 |
中でも注目すべきは、ビタミンP!
ビタミンPは、皮を剥いた内側の白い部分に含まれています。
皮自体を食べるときはもちろん、
実を食べるときも、白い筋は取り除かずに食べたいですね。
で、その食べ方ですが、
生で食べるのは、ちょっと抵抗ありますよね(^^;
私も、いくらみかんが好きでも、皮を生で食べようとは思いません・・
そこで次は、みかんの皮のおいしい食べ方3選っ!
皮のエグミや苦みを感じないどころか、
とっても美味しく食べられる方法を、紹介したいと思います。
あ、その前に一つだけ注意!!
みかんの皮を食べるので、
信頼できる農家の、無農薬みかんを使ってくださいね。
信頼できる農家の、無農薬みかんを使ってくださいね。
陳皮 (ちんぴ) にする
陳皮 (ちんぴ) は、七味唐辛子に入っているスパイスの一つで、
みかんの皮をカラカラに乾燥させたもの。
漢方としても、
発汗作用や咳止め作用から、風邪の初期症状に用いられているんですよ。
では、その作り方です。
陳皮の作り方
- むいたみかんの皮に塩をザッとまぶし、軽く揉んだあと、水道水でよく洗い流します。(皮についている汚れなどを落とすためです)
- きれいなタオル、もしくはキッチンペーパーで、よく水分を拭き取ります。
- みかんの皮を、カラカラになるまで乾かします。
- 密封できるビンなどに入れて、冷暗所で保管します。
英語での説明ですが、
下の動画で実際の手順がみられるので、参考になります。
みかんの皮を乾かす方法として、
動画ではラジエーター、もしくは天日干しが紹介されています。
でも、うちにラジエーターがないのと、冬の天日干しは時間がかかりすぎるので、
私は、100℃位のオーブンで、
3~4時間ほど焦がさないように気を付けながら、乾燥させています。
ちなみに、いろんなみかんで試してみて、
陳皮に適したみかんの種類は、温州みかん、マンダリンオレンジです♪
陳皮の使い方
◆お料理の隠し味として・・
- 細かく刻んで、大根や白菜などの浅漬けの調味料に
- お肉と一緒に炒めて、コク出しに
- 刻んで、サラダの彩りに
- ブレンダーで粉末にして、うどんやそばの風味付けにも
◆漢方として・・
のどが痛いとき、陳皮茶にして飲む!
陳皮約 5g を水 300ml で煮て、水が半分くらいになったら、煎じて飲みます。
おろししょうがや、お砂糖を入れると飲みやすくなります♪
のどの痛みが、楽になりますよ(^^)
◆食用以外にも・・・
手持ちの布のきんちゃく袋に入れ、消臭剤 (ポプリ) として、
靴箱やクローゼットにしまっておくのも、オススメ♪
一度作っておくと保存が効くので、
みかんをたくさん食べた時には、ぜひ作ってみてくださいね。
マーマレード (ジャム) にする
パンにつけて食べるのはもちろん、
ヨーグルトに混ぜたり、マフィンに混ぜたり・・
ストックがあると、何かと使えるマーマレード。
皮を茹でこぼしたり、砂糖に1晩つけておいたりと、
時間はかかるのですが、今までで一番美味しかったレシピを紹介します♪
マーマレードの作り方
材料
- みかんの皮 400g
- グラニュー糖 250~300g
- レモン汁 大さじ1
- はちみつ 大さじ1
- 水 150ml
作り方
- みかんの皮を、細かく刻みます。
コリコリ食感を重視するなら、5mm程度の細長い棒状に。
私はドロドロ状が好きなので、細長く切った後、みじん切りにしています。 - 鍋にみかんの皮とたっぷりの熱湯を入れ、約5分湯がいた後、2回茹でこぼします。
茹でこぼすことで、皮独特のエグミや苦みが取れます。 - ザルにあけて軽く水気を切ったら鍋に戻し、みかんの皮に砂糖をまぶして、1晩置きます。
一晩おくことで、水分がでてきて皮に砂糖がしっかり馴染むんです! - 鍋に火をつけて、弱火でコトコト煮ます。
沸騰直前で水、レモン汁、はちみつを加え、水気がなくなるまで煮ます。 - 熱湯消毒したビンに入れて、完成!
煮詰めすぎると、冷えた時に固くなってしまうので、
ちょっと水気が残ってるかな?くらいで火からおろすのがポイントです。
ちなみに、
マーマレードにして一番美味しかったみかんの種類は、いよかんです♪
オレンジピールにする
そのまま食べるのはもちろん、
パウンドケーキの上に載せて焼いたり、
お菓子作りのトッピングとしても、大活躍します。
お客さんがあったときには、
ひと手間かけて、溶かしチョコレートに半分浸して乾かせば、
見た目も豪華で、ちょっとしたパーティ気分に☆
オレンジピールの作り方
材料
- みかんの皮 400~450g
- 砂糖 250~400g ※みかんの皮の約60%~90%。砂糖が多いほど長く保存できます。
- 水 皮がひたひたに浸るくらい
- グラニュー糖 仕上げ用にまぶす分
作り方
- みかんの皮を、3~4㎝くらいの細切りにします。
- たっぷりのお湯で、みかんの皮を約10~15分湯がいた後、2回茹でこぼします。
茹でこぼすことで、皮独特のエグミや苦みが取れます。 - 皮を包丁で切ってみて、硬いようならゆで時間を長くします。
簡単に切り落とせるくらいの軟らかさがベスト! - ザルにあけて軽く水気を切ったら鍋に戻し、
皮がひたひたになるくらいの水、砂糖を入れて中火にかけます。
沸騰したら、弱火でじっくり煮ていきます。 - 水分が半分くらいになったところでいったん火からおろし、
30分くらいおいて、砂糖を充分しみ込ませます。 - 再び火にかけ、水分がなくなるまで弱火で煮ます。
煮詰めすぎると、焦げ付いてオレンジの風味がなくなるので、
水分がほんの少し残っている時点で取り出すのがポイント! - ザルにあけて、水分をしっかり切ります。
- 竹ざるなどに並べ、1日~2日かけて完全に乾かします。
急ぐ場合は、クッキングシートに並べて低温 (70~80℃くらい) オーブンで、
ドアを少し開けて乾燥させます。 - グラニュー糖をまぶしたら半日程そのまま置いて、固く乾燥させたら完成! 密閉できるガラスビンで保存します。
※カビがはえるのを防ぐために、
冬場は冷暗庫、夏場は冷蔵庫での保管をおすすめします。
ちなみに、オレンジピールにすると美味しいみかんの種類は、
はっさくです♪
さいごに
みかんは、実を美味しく楽しめるだけじゃなくって、食べ終わった後の皮まで使えて、本当に優秀なフルーツ)^o^(
マーマレードはヨーグルトに混ぜて、
オレンジピールは、お出かけの時の特別なお菓子として、
我が家の坊も美味しく食べてます(*^_^*)
今年の冬は、みかんの皮を捨てないで、
ぜひ作ってみてくださいね。