「おやつにしよっか?」
「わーい(∩´∀`)∩ お菓子ちょうだい!」
なんて、普段なにげなく使っている、
おやつとお菓子。
同じような感じで使っているけど、
本当は違う意味があるって、知っていましたか??
おやつの語源を調べてみると、なんと江戸時代までさかのぼるんです。
そんな昔から続いている、「おやつ」の習慣!
興味深いですよね(^^)
この記事では、
- おやつの本当の意味
- おやつとお菓子の違い
- おやつ=お菓子になった理由
についてまとめました。
本当のおやつってなんなの!?と、気になっているあなたは必見ですよ(^O^)/
おやつの本当の意味は?その語源はお菓子じゃなかった!
おやつの意味とは?その語源は江戸時代に!
「おやつ」は漢字で、「御八つ」と書きます。この御八つというのは、
江戸時代で使われていた時間の単位の一つで、「八つ時」のこと。
だいたい、今の午後2時から4時頃までを指します。
江戸時代は、まだ農民も多かったので、
日中は畑や田んぼ仕事で体をひたすら使い、エネルギーを補給するために、
この「御八つ」の午後3時ごろに、簡単な食事をしていたのです。
そう、おやつの本当の意味は、
「午後3時頃にとる食事」のこと!
当時は、このおやつの時間に、
おにぎりや漬物、果物など、簡単な食事をとっていたのです。
おやつとお菓子の違いは?
では、おやつとお菓子、その厳密な意味の違いはというと・・
- おやつ・・・食事も甘いものも含めて、間食として食べるすべてのもの
- お菓子・・・砂糖たっぷりのケーキやクッキーなどの洋菓子、飴やキャラメル、スナック菓子などのこと
つまり、おやつの中にお菓子は含まれるけれど、
「おやつ=お菓子」ではないのです。
昔は、体を使う仕事が多かったので、
エネルギー補充のために、「おやつ」として間食が必要でした。
当初は、おにぎりなどの軽食が中心だったけれど、
江戸時代後期になってくると、餅やせんべい、まんじゅうやお団子など、
甘いものも食べるようになったと、言われています。
その習慣がすっかり根付き、
今でも、午後3時頃に間食をとるようになっているのです(^^)
ただ、今は、
体を酷使する仕事をする人が減ったので、エネルギー補充というよりも、
食間があきすぎることで血糖値が下がるのを防ぐためにとるのが、
間食の目的とされていますよ。
おやつ=お菓子になってしまった理由は?
さて、ここまで来ると、ひとつ疑問が。今では、「おやつ」と聞くと、
甘いケーキやチョコレートなどのお菓子を想像してしまいますよね。
実際に、おやつとお菓子は、同じような意味合いで使われることが多いです。
でも、昔はおやつに「お菓子」という意味はなかった。
一体どうして、そうなってしまったんでしょうか?
・・・それには、
時代背景や生活習慣の変化だったり、色々な理由が絡み合っているのですが、
TVコマーシャルの影響が大きいと、言われています(^^)
明治時代以降は、産業がどんどん発達してきて、
食品メーカーから、キャンディー、キャラメル、チューインガム、チョコレートのお菓子が、こぞって発売されるように。
そして、家庭にテレビが普及してくるようになると、
当然、コマーシャルで、お菓子の広告をじゃんじゃん見るようになります。
そのコマーシャルの影響を受けて、だんだんとおやつ(間食)として食べるものが、
お菓子に変わっていってしまったのです。
※ちなみに、「3時のおやつ」を浸透させたのは、
カステラの名門文明堂の、CMのキャッチフレーズだと言われていますよ♪
さいごに
いかがでしたか?今の「おやつ」は、食間が開きすぎる(例えば、昼食と夕食の間)ときに、
血糖値が下がりすぎるのを防ぐために、とるのが目的。
甘いケーキやクッキー、チョコレートなどのお菓子に慣れている方も、
たまには、昔のようにおにぎりや野菜スティックをおやつにしてみませんか(^^)
いい具合におなかが膨れるし、
なにより血糖値がゆっくり上昇するので、健康にも良いんですよ。
・・・とはいえ、甘いお菓子もたまには楽しみたいのが、人間の心理(^^;
おやつもお菓子も、
次の食事に響かないように、ほどほどに堪能しましょう♪