手作り納豆って、なんだかハードルが高そうなイメージがありますよね。
でも、大さじ2杯ほどの、市販の納豆があれば、
家庭でも簡単に、納豆を作ることができるんです(^^)
我が家は、子供も含めてみんな納豆が大好きで、
毎日のように食卓に出しているのですが、
1パックの量なんてあっという間になくなるし、パックのゴミも気になる・・
なら、自分で作ろうじゃないの!
と思い立って早5年。自家製納豆を作り続けています。
納豆は、納豆菌の付いた大豆を、発酵させることによってできます。
この納豆菌は、購入することもできますが、
市販の納豆に含まれている納豆菌を利用して、増やすことができるんですよ☆
今回は、市販の納豆を使って手作り納豆の作り方を、分かりやすく紹介したいと思います(^^)
納豆は冷凍保存ができるので、まとめて作れるのも嬉しいところ。
心おきなく、たくさん食べられます♪
納豆の作り方!市販の納豆から増やす方法はこれ!
準備するもの
❖材料❖- 乾燥大豆 200g
- 市販の納豆 10~15粒
- 熱湯 50cc
❖道具❖
- せいろか蒸し器、もしくは圧力鍋
- オーブンの天板
- まきす、もしくはキッチンペーパー
- フォーク、スプーン
- サランラップ
- 小さめの鍋
- 納豆を保管する容器(タッパ、お弁当箱など)

手順
1.大豆を洗う
ボールに大豆を入れて、たっぷりの水でやさしく洗います。
このとき、虫食いがある豆や、水の表面に浮いてくる豆は、取り除いておきましょう。
2.大豆を漬け置きする
ボウルに、洗った大豆と、大豆の3倍の水を入れ、
冷蔵庫など気温の低い場所で、18~20時間おきます。
低温で保管するのは、雑菌の繁殖や腐敗を防ぐため。
私は夏場は冷蔵庫、冬はベランダに置いています。
3.大豆を蒸す
せいろ、もしくは蒸し器で、大豆を蒸します。
圧力鍋を使えば短時間でできますが、蒸した方がふっくら仕上がる気がするので、
私は、いつもせいろで4~4.5時間蒸しています。

圧力鍋だと、加熱後、約40分。
ただし、圧力鍋によって蒸す時間が異なるので、
お使いの圧力鍋の説明書を、参考にしてくださいね。
※煮てもできますが、豆がべちゃべちゃになって美味しくないのでオススメしません。
慣れていないと、火からおろすタイミングが分かりにくいものですが、
大豆が蒸し上がったかを見分けるサインを知っていれば、大丈夫(^^)!
それは、この2つ:
- 豆の色が、茶色くなっている 中まで火が通った豆は、茶色になります。
- 指で押して簡単につぶれる 固さの目安は、人差し指と親指で軽くつかんで潰れる程度。
豆の色が黄色い場合は、まだ加熱が足りないサイン。
発酵・熟成すると豆が引き締まるので、
少し柔らかすぎるかな~?くらいが、ちょうどいいですよ。
4.道具の殺菌
大豆が蒸しあがる少し前に、スプーンや容器などの道具を、熱湯殺菌します。
納豆づくりで失敗する一番の原因は、雑菌の混入によるもの。
なので、面倒くさがらず、必ず殺菌しましょう!
5.納豆液を作る
市販の納豆約10~15粒を、熱湯殺菌した茶碗などに入れ、
沸騰したお湯約50ccを投入。
すぐに、清潔なスプーンでしっかり混ぜ合わせます。
6.天板・オーブン庫内の準備をする
まきすをオーブンの天板に敷きます。
ない場合は、キッチンペーパーを約4枚ほど重ねて敷きます。
これは、大豆に水分を残さないようにするため。

そして、沸騰したてのお湯を入れた鍋をオーブンに入れ、
庫内を温めておきます。
蓋を完全に閉めないで、少し開けておくのが、庫内の温度・湿度を保つポイント。

7.蒸しあがった大豆に納豆液をかける
大豆が蒸しあがったら、熱いうちに作っておいた納豆液を、全体にふりかけます。
その後、殺菌したスプーンで軽く混ぜて、天板に納豆をまんべんなく広げます。
大豆が冷めると、納豆菌の働きが弱まるだけでなく、雑菌が繁殖しやすくなるので注意!
※大豆は、3段以上盛り付けないこと。
厚く盛りすぎると、中まで酸素が届かず発酵しにくくなります。
8.大豆の上にサランラップをかけ、フォークで穴をあける
すぐにサランラップをかけて、フォークで10ヶ所ほど穴をあけます。
穴をあけるのは、発酵中に大豆から出る水分を逃すのと、発酵に必要な空気の通り道を作るため。
納豆に水分が残ると、おいしく仕上がりません。
9.発酵
大豆を盛り付けた天板をオーブンに入れ、約20時間発酵させます。
夏は18~20時間、冬は20~23時間が、目安。

納豆の発酵が一番進む温度は、37~38℃。
私の経験では、約8時間おきに、オーブンから鍋を取り出して、
お湯を沸騰しなおしていくと、温度が保たれます。
※私は、細かい穴の開いた天板があるので、直接納豆を置いています。
その下の段に、大豆から落ちてくる水分吸収のため、
別の天板にキッチンペーパーを敷いています。
10.発酵完了!
約20時間後、オーブンから天板を取り出して確認。
大豆の表面が、薄く白くなっていれば成功♪

11.熟成
発酵が完了したら、別の容器に納豆を移し替え、
冷蔵庫に入れて、一晩熟成させます。



一晩熟成させることで、納豆の旨みが出てきます。
アンモニア臭を抑える効果も、ありますよ。
さいごに
完成した納豆、すぐに食べたい!!という衝動に駆られますが、手作り納豆の場合は、できたてよりも、数日後が断然美味しい\(^o^)/
ので、頑張って待ちましょう・・!
私の経験では、美味しさのピークは、熟成2~3日目。
それ以降は、少しずつ鮮度が落ちていくので、食べきれない分は冷凍庫で保管しています。