一段と冷え込みを感じる 12 月。
日が暮れるのが早くて、日照時間が短くなっていくのは、寂しいもの・・
でも、冬至 を過ぎたら、昼間の時間が少しずつ長くなっていく!って思うと、ちょっとだけ嬉しくなってきませんか?
今回は、2017年の冬至の日にちと冬至にまつわる慣わし について、まとめました。
その由来を知ると、冬至の日が楽しみになるうえに、幸運 まで手に入れられるかもしれませんよ(^_-)-☆
2017年の冬至はいつ?どうやって決めるの?
まず、2017年の冬至は、12月22日!
冬至の日にちは、定気法 (ていきほう) という方法で計算されています。
これは、春分や秋分、立春の日など、季節の節目を24つに分けた、二十四節気 (にじゅうしせっき) を割り出す方法。
冬至も二十四節気の一つで、実際の太陽の位置から特定の計算式によって、北半球で昼の時間が一番短くなる日が、割り出されています。
年によって、冬至の日にちが 1~2 日前後することもあります。
ちなみに、2018年から2020年までの冬至の日は、
2018年 | 12月22日 |
2019年 | 12月22日 |
2020年 | 12月21日 |
となっています。
さて、今年の冬至が分かったところで、気になるのが、その日の過ごし方!
冬至といえば、かぼちゃとゆず湯と言われますが、その理由や由来、そしておすすめの過ごし方について、分かりやすくまとめてみました♪
冬至にかぼちゃを食べるようになった由来は?
≪冬至にかぼちゃを食べると、風邪をひかない≫ と言われています。
かぼちゃは、緑黄色野菜の王様と言われるほど、ビタミンAやカロテンなどの栄養がたっぷり!
かぼちゃの旬は夏ですが、包丁をいれなければ、冬まで保存ができます。
昔は、野菜の種類が少なくなる冬に、体調を崩す人が多かったことから、冬にきちんと栄養が摂れる「かぼちゃ」が選ばれました。
冬至にかぼちゃを食べて、寒い冬を元気に乗り越えよう!という、先人の知恵だったのですね。
冬至にゆず湯に入る理由は?
では次は、ゆず湯について。
冬至には、
【冬至 (とうじ)】
↓
【湯治 (とうじ):湯につかって、病を治す】
↓
【湯治 (とうじ):湯につかって、病を治す】
という言葉遊びにかけて、ゆっくり湯につかる習慣があります。
ゆずの実を浮かべるようになったのは、なんと江戸時代!
シャレ好きの江戸の町人たちが、「融通 (ゆうずう) が効くように」と言って、始めたのがきっかけです。
シャレから始まった風習ながら、生のゆずの実にはビタミンCがたっぷりで、風邪予防や美肌、保湿などの嬉しい効果が期待できるんです。
空気が乾燥しやすく、また体調を崩しやすい季節なので、ゆずを利用することは理に適っていますよね!
ではここで、後始末も簡単な、ゆず湯の作り方を紹介したいと思います。
ゆず湯の作り方
- ゆず 5~6 個を半分にカットし、できるだけ目の細かい洗濯ネットに入れてよく揉みます。 はじめに揉んでおくことで、香りが立ちやすくなりますよ。
- それをそのまま湯船に入れて、ゆ~ったりとゆず湯を楽しみます。 浴室中に、ゆずのさっぱりしたいい香りが広がります♪
体の芯まで温まりますよ。
洗濯ネットに入れることで、湯船の中でゆずの果肉が広がりにくく、お風呂を楽しんだ後の、お掃除が楽チンです☆
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幸運を呼び寄せよう!冬至に食べるといい「運盛り」って?
こんな昔話を、聞いたことがありませんか?
❝雪の降る ある寒い冬の夜。
老夫婦の住む家の戸を、トントンと叩く音がしました。
戸を開けると、そこには疲れ果てた旅人が。
老夫婦は旅人を心配し、冷え切った体をストーブで温め、温かい食べものを出してねぎらいました。
翌朝目を覚ますと、旅人の姿はありません。
もう旅立ってしまったのかしら、と玄関の戸を開けると、そこには溢れんばかりの食べ物が置かれていました❞
老夫婦の住む家の戸を、トントンと叩く音がしました。
戸を開けると、そこには疲れ果てた旅人が。
老夫婦は旅人を心配し、冷え切った体をストーブで温め、温かい食べものを出してねぎらいました。
翌朝目を覚ますと、旅人の姿はありません。
もう旅立ってしまったのかしら、と玄関の戸を開けると、そこには溢れんばかりの食べ物が置かれていました❞
この物語から、冬至の日には 聖人 (神様) が訪れると信じられるようになりました。
人々は、聖人をお迎えするために、
「運盛り (うんもり)」
と呼ばれるものを、神棚、もしくは玄関にお供えするようになります。
運盛りというのは、「ん(運)」のつく 7 つの食べ物のことで、聖人が訪れた家の者は、「食うものに困らない」と言われています。
では、次にその運盛りの食べ物についてみていきましょう♪
運盛りの食べ物とは?
「ん(運)」のつく食べ物、それはこの7 つ。
- 南瓜(なんきん)・・かぼちゃ
- 蓮根(れんこん)
- 人参(にんじん)
- 銀杏(ぎんなん)
- 金柑(きんかん)
- 寒天(かんてん)
- 饂飩(うんどん)・・・うどん
7という数も、縁起がいいですよね。
ちなみに、「ん(運)」は、いろは四十八文字の最後の字なので、病気や災いなどの悪いことが終われ!という願いも込められているんですよ。
冬至の日に、「運盛り」をお供えしたあとは、お鍋にして美味しくいただきましょう♪
食材の栄養もまるごと摂れるし、体も温まり、さらに運もついて、病気などの悪いことに終止符を打つことができる。
まさに、いいことづくめではありませんか!!
ちなみに私の実家では、運盛り鍋は、ゆずポン酢でいただきます。
絞ったあとのゆずは、ゆず湯にも使えて一石二鳥ですよ♪
さいごに
冬至の慣わしには、きちんと意味があって、昔の人の知恵が、いっぱい詰まっているんですね。いつもは、なんとなく冬至を迎えていたあなたも、今年は、なにか1つやってみませんか?
この冬を健康に過ごせて、そして、幸運もゲットできるかもしれませんよ☆