年賀状も投函して、大掃除も済ませ、いよいよ大晦日!
1 年を無事に過ごせたことに感謝しながら、
年越しそばを食べたいものですね。
ところで、
今でこそ年末の風物詩として定着している年越しそばですが、
その原点は、「そば」の特徴を縁起担ぎしたものだったって、知っていましたか?
今回は、
年越しそばの由来と食べる時間についてまとめてみました。
今年の大晦日は、由来を思い浮かべながら
年越しそばを食べてみるのはいかがでしょう。
きっと来年が、さらに良い 1 年になるはずです!?
年越しそばの由来!縁起が良いそばの特徴とは?
そばと言えば、- 細い・長い
- 切れやすい
- そば粉で作られる
- 作物としての強い生命力
- 豊富な栄養
ですよね。
では、この 5 つの特徴から、
昔の人はどんな風にそばは縁起が良い!と考えていたのか、
順番にみていきましょう!
蕎麦の特徴からみる 年越しそばの由来
1. 細い・長い
蕎麦は、長く伸ばし、細く切って作られます。
細く長くということから、
家運や財産などの身代、寿命が永くのびるようにと願って、
食べられるようになりました。
2. 切れやすい
特に細い蕎麦は、
お箸でつかむとプツッと切れることがありますよね。
このことから、
この1年間の苦労や災厄、借財などは今年で打ち切り、
翌年に持ち越さないように願うようになりました。
そのため、
年越しそばは残さず食べるものと言われています。
3. そば粉を使う
金銀細工師は、金粉を集めるのに「そば粉」を使います。
そば粉を金粉に押し付けて水につけると、
そば粉だけが溶け、金粉は底に沈んでいきます。
そうすることで、簡単に金粉を集めることができるのです。
このことから、そばが「金を集める」縁起物と、
考えられるようになりました。
4. そばの生命力
作物としての「そば」は、雨風に当たっても、
また陽がさせばすぐ元気になります。
それにあやかって、
たとえ不利な状況に陥っても、またやり直すことができる!
と、希望や意気込みが込められているのです。
この考え方は、前向きで素敵ですね!
5. 豊富な栄養
そばは、主成分であるでんぷんのほかに、
白米に比べてビタミン、ミネラル、ルチン、タンパク質、食物繊維などが豊富。
特に注目すべきは、そばに多く含まれる亜鉛!
亜鉛には、新陳代謝を促進する働きがあることから、
体内を清浄にして新年を迎えよう!
と、考えられてきたのです。
また、薬味にネギを添えるのにも、
清め祓う (はらう) 、神官の「禰宜(ねぎ)」に、
掛けているんですよ。
年越しそばはいつ食べる?正しい時間はあるの?
結論から言うと・・
年越しそばを食べる時間に、決まりはありません!
・・・ただし!
年越しそばの 2 つ目の由来に「悪いことを、翌年に持ち越さない」
という意味があったように、
年を越してから食べるのは 縁起が悪いと考えられています。
なので、由来にあやかるなら、
日付けが変わる 0 時までに食べ終わっていることが、
望ましいですね。
ちなみに、我が家は坊が生まれる前は、
夜食として22時~23時頃に年越しそばを食べていましたが、
坊が生まれてからは、夕食に食べるようになりました。
食べ方にも決まりはなく、
かけそばでも、ざるそばでも、好きな食べ方でOK!
ちなみに私は、
揚げたてのかき揚げ (海老とたまねぎ、にんじんたっぷり!) と、
刻みねぎをのせて、アツアツをいただくのが大好きです♪
さいごに
年越しそばの由来には、昔の人の健康・財を願うことから始まったのですね。
今まで何気なく食べていたものに、きちんと意味があると分かると、
これからは、願いを込めて食べたくなりますよね。
今年は、美味しい年越しそばを食べながら、
翌年の幸福を願って、1 年を締めくくりましょう。
それでは、よいお年を!