食べ物に好みが出てきて、自己主張がだんだん強くなってくる2歳児。
我が子の成長を感じるときでもあるのですが、
同時に 大きな悩みが・・・
ご飯を食べてくれない(T_T)!
食べる量自体が少ないうえに、嫌いなものが出てくると断固として食べず、
さらに機嫌が悪いときは、ほとんど手をつけなかったり。
何でも食べて元気に大きくなって欲しい、という親の願いとは裏腹に、
作ったものを食べてくれない日が続くと、心配を通り越してイライラしたり、
どうせ作っても食べないし!と、食事を作る気持ちも起こらなくなりますよね。
そこで今回は、
2 歳児の食事の大きな悩み「食べない」「小食」を解消する方法をまとめました。
ちょっとした工夫で、いつもより食べてくれることもあります。
少しでも食事の時間を楽しいものにするために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2 歳児の食事の悩み・・食べない!を解消する5つの工夫
1. 少なめに盛り付ける
お皿に料理をどっさり盛られると、大人でも、“わ~こんなに食べられないわ!”と、ゲンナリすることありますよね。
そこで、お皿には少なめに盛り付けて、
全部食べたらおかわりするようにしてみましょう。
(私は、お皿の 3 分の 1 くらいに盛り付けています。)
「今日は、これだけ食べてみようか!」
「このくらいだったら、〇〇くんも食べられるかな?」
などの、言葉をかけてあげて。
ポイントは、少しでも食べられたら、おおげさに褒めてあげること(^^)
子供にとっても励みになるし、親にとっても、食べてくれた!という喜びになりますよ。
量にこだわらず、「食べた」ことに注目してあげてくださいね。
2. 間食を減らす
ご飯を食べないからって、あとで子供の好きなもの、ねだられるままに、間食にお菓子やジュース、牛乳をあげてはダメ!
食間が短いとお腹が空かないし、ねだれば欲しいものがもらえると思って、
ご飯をもっと食べなくなってしまいます。
理想は、食事と食事の間は3~4時間。
せめて家にいるときは、間食の時間は決めて、
食事がすむまでお菓子はナシ!と、ルールを作ってみてください。
突然ルールを変えると、子供も困惑して癇癪を起こしたりしますが、
(我が家がそうでした・・(T_T))
とにかく徹底する!のが、最終的に楽です。
たまに厳しく、たまに甘くの中途半端が一番ダメ!
我が家は、お互いのためと割り切って、
まずはご飯。お菓子が欲しいならちゃんと食べた後に!を、かたくなに貫きました。
間食も、家にいるときは決まった時間以外はあげず、飲み物は水かお茶。
(外出先では、リズムが崩れるので大目に見ています。)
ルールを習慣にしてしまえば、子供にとっても辛いものでなくなりますよ。
3. 食事の前に外で遊ばせる
私は、子供と 2 人で家の中で過ごすとき、室内遊びのネタが切れると、間を持たせるために、お菓子をあげていたこともありました。
小児科の先生に、しっかり外で遊ばせるように言われた頃、
ちょうど暖かくなってくる時期だったのもあり、
思い切って散歩へ出かけたり、公園で遊ばせるようにしました。
すると、昼ご飯や夜ご飯をいつもより食べてくれるように(*^_^*)!
やはり、体をつかっていっぱい遊んだあとは、お腹が減り食欲も沸くようです。
うちの子に効果があったのは、ご飯の前に遊ばせること。
家に帰る道中では、もちろんねだられてもお菓子はあげません!
家に帰ってきたらすぐご飯を、習慣にすることで、
ちゃんと食べてくれるようになりましたよ。
4. 食事はいつも一緒に
子供は椅子に座らせて、自分はキッチンの後片付けや洗い物に追われている・・・近くにいるとはいえ、子供は一人で食べている気持ちになり、つまらないもの。
「食べること=楽しい」というイメージを持ってもらうには、
親も一緒に食べることが大切です。
子供が食事をする時は、家事の手を休めて、一緒に席につきましょう!
5. 食べない時は無理に食べさせない
「体にいいから」「せっかく作ったんだから」と、無理やり口の中に押し込んだり・・・。
逆効果です!!!
無理やり食べさせるときの親の顔は、たいてい怖い顔。
そんな顔を間近で見ながら、食べる気のないものを口に入れられて、
子供は食欲がなくなるどころか、
食事の時間が「怖いイベント」になってしまいます!
あまりストイックになりすぎず、食べない時は、
「こんなに美味しいのに残念~!」と言って、親がおいしそうに食べて、
食事の時間が終わったらサッと片付けます。
6. 食べ物が出てくる絵本を一緒に読む
子供は、お父さんお母さんに読んでもらう絵本が大好き!絵本に出てくる人や動物、そして物語そのものは、子供の感性にとても大きな影響を与えます。
絵本に描かれている野菜やくだものを見て、
“おいしそう、食べてみたいな!” という思いが沸いたり、
“みんなで一緒に食べると美味しい!” ということも伝えることができるのです。
食べ物が出てくる絵本は、
- くだもの
- 14 ひきのあさごはん
- はらぺこあおむし
- ぐりとぐら
- たべたのだあれ
- しろくまちゃんのほっとけーき
などがあります。
私は、坊が食べないときは、
「絵本の ◯◯ ちゃん、美味しそうに食べていたよね」
「あの絵本の ◯◯ が大好きな野菜だよ」
というように声掛けしています。
2~3歳は、応答性のある言葉がけが大切だと言われています。
毎日のヒトコマでは、変化が感じられないかもしれませんが、
言葉の交流を続けることで、子供の食べる意欲、心は必ず育っていきます!
2 歳半の坊のお気に入りは、「14 ひきのあさごはん」。
ねずみの家族が、みんなであさごはんの準備をして、
一緒に食べる楽しさ、あたたかさが伝わってくるお話ですよ(*^^*)
14ひきのあさごはん [ いわむらかずお ]
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最後に
いかがでしたか?子供がご飯を食べてくれない時の工夫を紹介してきましたが、
最後に言いたいことは、
食べなくても元気なら心配しすぎない!
私は、食べないことにフォーカスしすぎて、
キッチンに立つのすらストレスになっていました。
子供の性格に個性があるように、
「よく食べる」、「あまり食べない」のも個性の一つ。
食べない子でも、本当に栄養失調になってしまうことは稀です。
痩せていても元気なら、心配しすぎないで。
ただ、ほとんど何も口にしない日が続いたり、病気がちならまず小児科へ相談を。
何か違う原因が隠れているのかもしれません。
子供の食事相談は、保健士さんも親身になって話を聞いてくれますよ。
(地域の育児支援センターなどに常勤されています)
親にとっても子供にとっても、食事の時間が、
少しでも楽しいひとときに変わりますように。