赤ちゃん用の日焼け止めって、色々な種類がありすぎて、
どれを選べばいいのか、迷いませんか?

SPFやPAの数値が高いものは、効果はありそうだけど、なんだかお肌に刺激が強そう。
かといって、低い数値だと、ちゃんと効いているのか心配・・。


リゾートや行楽地へ行くわけでもなく、出かけるのは近所へお散歩やお買い物くらい。

1日のほとんどを家の中で過ごすとき、日焼け止めは、どれくらいの数値のものを選んだらいいのだろう?


皮膚科の先生に尋ねてみたところ、日焼け止めは、高い数値を使わなくても大丈夫。
ただし、どんな日焼け止めにしても、塗り方や塗る頻度の方が大切とのこと!

1日外で過ごすようなときは、しっかり紫外線対策をする人が多いけれど、
家で過ごす時間が多い時は、おろそかにする人がほとんどだとか。


ちょっとした買い物やお散歩や、ちょっと車で出かける時、
そう、この「ちょっとした」時こそ、紫外線対策は重要だったんです!


そこで今回は、

  • 普段使いには、どのくらいのSPFとPA数値を選べば良いか
  • 赤ちゃんに日焼け止めを塗るときのポイント

について、まとめました!(^O^)







赤ちゃんの日焼け止め!近所のお散歩ではSPFはどれくらい?

結論から言うと、
1時間程度のお散歩や、近所へ買い物へ行く場合、

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SPF10~20 PA++ 程度の日焼け止め

で十分!
赤ちゃんを、紫外線の被害から守ってあげることができます。


普段、SPF30の日焼け止めを使っていたなら、
「えっ、そんな小さい数値のものでいいの!?」と、
ビックリしたかもしれませんね。


その理由については、
これから一緒に詳しくみていきましょう!




日焼け止めは普段は数値が低いもので大丈夫!その理由は?

行楽地で、1日野外で過ごすわけでもなく、
ちょっとしたお散歩と買い物をするだけで、あとは家で過ごす。

そんな場合は、SPF30以上、PA++以上の日焼け止めは、必要はありません。


というのも、SPFもPAも、
数値が高くなればなるほど


  • 肌に負担がかかる
  • 洗顔で落としにくくなる

からです。

特に、落としきらなかった日焼け止め成分が、肌に残ったままだと、
肌トラブルの原因になります。


できるだけ肌刺激を少なく、
かつ、赤ちゃんを紫外線からしっかり守りたいなら、
TPOに応じて、日焼け止めを使い分けることが大切!!


SPFとPAの特徴を知ることで、とっても簡単に
上手な日焼け止め選びができるようになりますよ(^^)



それぞれ1つずつ、その特徴を見て行きましょう。


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SPFについて


SPFは、日差しの強さは関係なく、
日焼けが始まるまでの時間をどれくらい伸ばしてくれるかを、目安にするもの。

SPF1で、約20分の日焼け止め効果があります。

つまり、

  • SPF15なら15倍、
    20分✕SPF15=300分(5時間)


  • SPF30なら30倍、
    20分×SPF30=約600分(10時間)

の、日焼け止め効果がありますね。


赤ちゃんと10時間にも及ぶお出かけって、普段はなかなかないですよね?
普段のお散歩やちょっとした買い物くらいなら、
SPF15で十分、ということが、よく分かります(^_^)






PAについて


PAは、紫外線によって起こる、
黒ずみ、シミ、シワなど、肌の老化原因を防ぐ効果を、4段階で示しているもの。


「肌の老化だなんて、赤ちゃんには関係ないんじゃないの!?」って、
思うかもしれませんが、実は、大アリ!です!


子供の頃に紫外線をたくさん浴びると、DNAを傷つけられ、
20歳を過ぎる頃から、皮膚に老化現象が現れ始めると言われています。
皮膚がんになる可能性も、高まります。


そこで、それを防ぐために、日焼け止めのPAが力を発揮してくれます。
4段階あり、これは標高や日差しの強さを目安にします。


海水浴や山登りなど、1日中強い日差しを浴びるのであれば、
最高レベルの、PA++++ (きわめて高い効果がある)が必要ですが、
標高の低い平地で過ごす普段の生活では、PA++ (かなり効果がある)で十分です。


ただし、この紫外線は、
曇りの日や窓から差し込む光すら、肌に浸透してダメージを与えるので、
お天気のいい日に、家の中で過ごすときにも、注意が必要ですよ。





赤ちゃんに日焼け止めを塗るときのポイント

せっかく、低刺激の日焼け止めを使っても、その使い方を誤ると、
日焼け止め効果が半減するどころか、効果がなくなってしまうことも・・!

そうならないために、
赤ちゃんに日焼け止めを塗るときの注意点やポイントを、
まとめておきたいと思います。

皮膚科の先生に念を押されたところでもありますので、
あなたも目を皿のようにして、読み進めてくださいね。


  1. 日焼け止めは、ケチらずしっかり塗る
  2. 日焼け止めは、薄く塗ったり、むら塗りだと効果は半減します。

    量の目安は、日焼け止めのメーカーや種類によって多少異なりますが、
    見た目に、日焼け止めを塗っていることが分かるほど、たっぷり塗ることで、
    効果が発揮されますよ。


  3. 肌の上に載せるように塗る
  4. 赤ちゃんでも使える日焼け止めは、
    肌に比較的優しい「紫外線散乱剤(さんらんざい)」の成分でできています。
    (※紫外線散乱剤については、▶赤ちゃんの日焼け止め!いつから使える?選び方も紹介!の記事で詳しく説明しています。)

    これは、塗った時に白くなるというデメリットがあるので、
    それが嫌で、しっかり擦りこんでいる人も多いのでは・・?

    ですが、日焼け止めは、肌の上にのせる気持ちで塗るのがポイント。
    塗った直後は白浮きしていても、時間が経てば、ある程度落ち着いてきますよ。


  5. 汗をかいていたら塗りなおす
  6. 日焼け止めは、汗や水で落ちてしまいます。
    そうすると、日焼け止め効果も当然なくなります。

    赤ちゃんは体温が高く、新陳代謝も激しいので、汗をかきやすいです。
    ベビーカーや車でのおでかけの時も、赤ちゃんの様子をこまめにチェックして、
    汗をかいていたら、タオルで拭いて、塗り直してあげてくださいね。




まとめ

いかがでしたか?

ポイントを最後にまとめておくと、

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  • SPF15は、約5時間の日焼け止め効果がある
  • PA++ は、標高の低い平地で過ごす場合は、充分な紫外線防止効果がある
  • 日焼け止めは、たっぷりむらなく塗る
  • 汗をかいたり、タオルで拭いたり、水に触れたら、日焼け止めを塗りなおす


これが、赤ちゃんの肌に負担のかけない日焼け止めの使い方です。


ちなみに私は、SPF17 PA++とSPF30 PA++の日焼け止めの2種類を持っていて、
どこでどのくらい過ごすか、その日の予定によって使い分けています。


我が子のために、肌にやさしい日焼け止め選び、正しい使い方を、
マスターしたいですね!


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