クリスマスが近づいてくると、
パン屋さんやお菓子屋さんに並ぶ、シュトーレン (シュトレン)。

ナッツやレーズン、オレンジピールなどのドライフルーツがた~っぷり入った、
ドイツ発祥のクリスマス菓子です。


https://youtu.be/YeddYTAbFfk?t=3m1s



薄くスライスしたシュトーレンの生地の中に、
ぽつぽつと顔を出すドライフルーツは、まるでツリーの飾りのよう!

さらに、上にかけられた粉砂糖が、ツリーにかぶる雪のようで、
クリスマスの雰囲気たっぷりですよね🌲


今回は、
話題に乗っかって、今年初めて買ってみたあなたのために、
シュトーレンのおいしさを 120% 引き出す美味しい食べ方をまとめました。




私の好みではありますが、
実際に食べて美味しかったトッピングや、飲み物などを綴っています(*^_^*)



せっかく1年に1度、
クリスマスの時期だけ楽しめるシュトーレン。


普通に食べるだけでなく、
ぜひ美味しい食べ方で、心もお腹もクリスマス気分を味わいましょう♪










シュトーレンの美味しい食べ方!この4つにこだわってみよう♪

シュトーレンの本場ドイツでは、その地方の伝統や、
そして、もちろん人それぞれの好みで、食べ方に違いがあります。


シュトーレンの食べ方のポイントは、
この4つ!:

  1. 食べ頃
  2. 温度
  3. トッピング
  4. 飲み物


これを組み合わせることで、
ただ普通に、シュトーレンを食べるだけでは得られない美味しさが味わえるんです♪


もちろん、味には好みがあるので、
好きなところだけ取り入れてもらってOKですよ。




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シュトーレンの食べ頃は?

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出来あがってから 約1ヵ月が過ぎたもの


私、自分でシュトーレンを作った時に、
焼きたてをど~しても食べてみたくて、味見したことがあるんです。



出来たては、たしかにホクホク。

でも、ドライフルーツやスパイスの味が、生地にちゃんと馴染んでいなくて、
それぞれが主張しあっているというか、なんだか落ち着きのない味なんです。


それが、寝かせて熟成させればさせるほど
全体にまとまって、味も締まって美味しくなります!!


本場ドイツでは、11月に入ったらシュトーレンを作り、
12月に入ったら4週間かけてゆっくり食べていく、というのが伝統。


そのことからも、
シュトーレンは、作ってから (作られてから) 1ヵ月以降に食べる!が鉄則です。







シュトーレンを食べるときの温度は?

  • 常温のまま食べる
  • 温めて食べる
  • 冷やして食べる


食べるときのシュトーレンの温度によっても、
味が変わります。



ここでは、イメージがつきやすいように、
私が実際に食べ比べて感じた味わいの違いを、書いてみたいと思います。


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常温のシュトーレン


まずは、室温で保存しているシュトーレンを、
スライスしてそのままいただきます。


熟成されて、全体になじんだ素材の味が純粋に楽しめる!


食感、香り、後味ともに、落ち着いているので、
一番、飽きがこない食べ方だと思います。





温めたシュトーレン


シュトーレンを薄くスライスして、
ラップをふわっとかけて、電子レンジで10秒ほど温めます。

まず、一番印象に残ったのは、
口に入れる前に、ふっと香るスパイスの香り!

これは、常温や冷やして食べるときには、あまり感じません。


そしてシュトーレンを噛みしめた瞬間、
ラム酒やドライフルーツ、スパイスの風味がしみ込んだ生地が、
ジュワ~っと口に広がります。


温めることで、より引き立つ風味が楽しめます!





冷やしたシュトーレン


シュトーレンを薄くスライスして、
ラップに包んで、冷蔵庫で30分くらい冷やします。


口に入れてすぐというより、
噛みしめるごとに、冷やされて凝縮された味がジワジワやってくるのを楽しめる!


まさに、後味を楽しむ食べ方だな~と思いました。


※冷蔵庫で冷やす場合は、
庫内に、においの強い食品 (キムチとか) が入っていないかを確認してくださいね。

ラップに包めば、ある程度においが移るのを防げますが、
他の食品の強いにおいがある庫内に入れると、味が移って、
シュトーレンの風味が、落ちてしまいます!





私はその時の気分で、食べ方を変えていますが、
一番のお気に入りは、温めたシュトーレン


香りが引き立って一層美味しく感じられることもそうですが、
普段なかなか温かいお菓子 (ケーキ)って、食べる機会がなくて、
「クリスマスだな~🎄」という気持ちが高まるからです。






シュトーレンに合うトッピングは?

しっかり熟成されたシュトーレンは、そのまま食べても充分美味しい!

でも、もっと美味しく食べたい!という時や、
毎日食べ続けて、そろそろ味に新鮮さが欲しい!って時に、
おすすめのトッピング2つです。



ホイップクリーム (砂糖なし)


まず、
ダントツにおすすめなのは、ホイップクリーム!


シュトーレンがどっしりしているので、
ホイップのふわふわ感で、食感が柔らかくなります

ドライフルーツの味がよく染みた生地も、まろやかになって、
そのままいただくのと、また全然違う味わいが楽しめます♪


ドイツ人の家で、シュトーレンをいただくときも、
ホイップクリームは必ずテーブルに並んでますよ。





クリームチーズ


パンにバターを塗る感覚で、
クリームチーズを、シュトーレンに薄く塗って食べます。


チーズがシュトーレンの味を包み込んで、
なんともいえない絶妙な味が実現!


ちょっと味に変化が欲しいという時に、
新鮮な味わいが楽しめておすすめ。


ただ、塗りすぎると、
シュトーレンの味がチーズに負けてしまうので、注意です。







シュトーレンに合う飲み物

シュトーレンに合う飲み物の定番といえば、コーヒーと紅茶

実際にものすごくよく合うし、おすすめなんですが、
それじゃ~、あまりにも当たり前過ぎますよね!


というわけで、ここでは、
コーヒー&紅茶以外に美味しさを引き立ててくれる飲み物を紹介します!


ちょっと大人向けですが、
どれも本当に合うので、ぜひ試してみてくださいね。



ホットチョコレート


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意外や意外!
ホットチョコレート、かなり合います!


シュトーレンには、チョコっ気がないので、
飲み物で補う、と言った感じでしょうか。

甘党の人に、おすすめの組み合わせです!





ホットワイン (グリューワイン)


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ホットワイン (グリューワイン)は、
赤ワインをスパイスと砂糖で味付けした、ホットドリンク。


12月頃になると、
輸入食品を扱うお店やクリスマスマーケットに並びます。


ほどよいアルコールが、ほろ酔い気分にしてくれるので、
ちょっと大人なティータイムを楽しみたいときに。


クリスマスの雰囲気も出て、オススメです。





シャンパン

シャンパンは、
炭酸がシュトーレンのどっしりした食感を、
シュワッと柔らかくして、食べやすくしてくれます。


フルーツ系アロマのシャンパンが、合いますよ。









さいごに

少し長くなってしまったので、ポイントをまとめておきたいと思います。

  1. シュトーレンが美味しくなるのは、作られてから1ヶ月以降!
  2. 食べる前に温めたり冷やすことで、違う味わいが楽しめる
  3. 付け合わせは、ホイップクリームがおすすめ!
  4. グリューワインと一緒に食べると、クリスマスの雰囲気抜群!


今年は、シュトーレンの美味しい食べ方で、
クリスマスの雰囲気を、120%楽しんでくださいね♪

素敵なクリスマスを♪






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